ヤンキーに絡まれた! 2017 (その3 )
- カテゴリ:日記
- 2017/06/28 22:25:36
「バラキ君、ねぇ、バラキ君 」
「うーん」
「起きてよ、バラキ君。 おきてー」
「ふん、掟なんて破るためにあるんだぜ。。」
「寝ぼけてないで起きてよー」
「あ、セイジか。。 悪ぃ 悪ぃ、またしても 寝ちまってた 」
「夢中で寝てるところ、ごめんね。 でも、そろそろ、次の飲み物を決めてもらわないと」
「そんなもん、勝手に注文しておけよ!」
「でも、バラキ君、勝手に注文すると 怒るでしょ?」
「なんだよ! この、一時間毎に飲み物を注文する システムは!」
「仕組みはよくわからないけど、一時間毎に飲み物を注文するだけで、安く歌えるんだから いいんじゃない?」
「よかねぇよ! 一時間毎に起こされる、こっちの身にもなってみろよ!」
「起きてれば いいじゃん」
「起きてられりゃ 苦労はしねぇよ。 あぁ、いくら寝ても全然 疲れがとれねぇー。 寝れば寝るほど眠くなるしー」
「寝すぎなんじゃない?」
「俺も もう年かな 」
「そ、そんな言うほど年取ってないでしょ? まだ、10代だよ」
「かろうじてな! そういや 今月、また 一つ年を取るぜ」
「あ、そう言えばそうだね。 じゃあさ、誕生日会を 」
「やらねぇ!」
「サプライズの 」
「やるな! てか、言っちまったら サプライズじゃねぇだろ!」
「それもそうだけど。 ねぇ? 恥ずかしがらずに、やろうよ!」
「やらねぇ って、言ってんだろ!」
「じゃあ、代わりに僕の誕生日会を 」
「なんでだよ!」
「ハロウィンパーティーは、やりたがるのに… 」
「あ、そうだ、誕生日会はいいから、プレゼントくれよ! 肩もみ券とかよ」
「え? そんなに こってるの? 僕でいいなら、いつでも揉んであげるけど 」
「じゃあ、ちょっと やってみ」
「こんな感じ?」
「あはは、お前、くすぐってぇ!」
「ねぇ、バラキ君? すごく肩が こってるけど、仕事 大丈夫? つらくない?」
「そうだな。。 憧れのブラック企業に就職できたのはいいけどよ。 全然 ブラックな事を やらせちゃくれねぇ。ただキツイだけだぜ…」
「あれ? もしかして、ブラック企業って、ブラックな事をやらせてくれると思ってる?」
「思ってるけど?」
「ブラック企業ってね、働き方がブラックなんじゃなくて、働かせ方がブラックなんだよ!」
「違いがよくわからねぇけど…。 つまり、いつまで待っても、ブラックな仕事は回ってこねぇ って、ことか?」
「うん」
「なんだよ! それならそうと、もっと早くに言えよ!」
「言えないよ。 だって、バラキ君、就職先が決まった時、すごく嬉しそうにしてたでしょ?」
「そういや そうだったな。 感極まって、抱き合っちまったよなw」
「あの頃は、幸せだったよねぇ~」
「おい、セイジ。 お前は どうなんだよ! 楽しい大学生活を満喫してるかよ?」
「うん、毎日楽しく 勉強してるよ!」
「はぁ? 勉強だぁ? お前、もしかして、大学って、勉強するところだと思ってる?」
「思ってるけど?」
「大学ってね、勉強するところじゃなくて、遊ぶところなんだよ?」
「違うと思うけどw」
「なんでだよ! 小、中、高って、勉強してきて、大学に入れたら ご褒美みたいなものだろ? なぁ? 就職したら思うように遊べなくなるんだよ! 大学で遊んでおかねぇで、いつ遊ぶんだよ!」
「ええと。。 老後?」
「はぁ? 老後だぁ? 何年先だと思ってんだよ!」
「ええと。。 50年先とか?」
「おい! そんな先にいったら、年取っちまうじゃねぇか!」
「だから 老後なんだってば」
「お前、そんなんで ちゃんと友達できてんのかよ?」
「うん、まだ数人なんだけど、気の合う友達ができてね、」
「そういや、今日、大学の友達も誘うって、言ってたよな?」
「うん、誘ってみたけど」
「でも、断られたか? 俺みたいな野蛮なヤツが来るのが知れて、断られたか?」
「ち、違うよ」
「じゃあ、何だよ? 何で、俺とセイジしか いねぇんだよ?」
「最終的には、5人くらいになる予定なんだけどね」
「だけど、二人しかいねぇよな?」
「うん。他の人はね、遅れて来るって」
「はぁ? 遅れてくるだぁ? カラオケ始めて、何時間経ってると思ってるんだよ! そろそろ、2時間だぞ!」
「そうなんだけどね、もう少し待ってみようよ。 ほら、昔の人は2時間くらい平気で待ったって言うでしょ?」
「はぁ? いつの時代の話してんだよ! なぁ? 今は、平成時代だぞ! 平成! しっかり時間を守れ!」
「ヘイセイ って言っても、全然 平静じゃないけどねぇ 」
「これが平静でいられるかッ!」
「あ、ごめんね、スマホが鳴ってるから、ちょっと出るね」
「あ、こっちも電話だ。 はい、もしもし。あ、飲み物の注文ですか? おい、セイジ!何か飲み物を注文しろと!」
「僕は、ミルクフロートにするよ」
「何だよ? ミルクフロートって?」
「あれ?知らない? 牛乳の上にアイスが乗ってるの」
「どんだけ、乳製品を欲してるんだよ!」
「だって、背を伸ばしたいんだもん」
「その年齢じゃ、もう無理だぜ!」
「そんなこと言わないでよー」
「じゃあ、俺は、ジンジャーエールフロートにするかな」
「それって、メニューにないよね?」
「だから何だよ! アイスを乗せてもらえばいいことじゃねぇか!」
「それもそうだけど、やってくれるかな 」
「よし、それで注文しておくぜ!」
「僕も、何か新しいフロートを 注文すればよかったな…」
「さて、飲み物を注文したことだし、また寝るか」
「ちょ、ちょっと、バラキ君! せっかく カラオケをやりに来たんだから、何か歌おうよ!」
「お前が一人で歌えよ!」
「さっきまで、一人で歌ってたんですけど…」
「それが何だよ? まだ 歌える曲あるだろ?」
「もう、レパートリーないけど…」
「アニメソングがあるだろ、アニメソングが!」
「アニメソングを歌うと、バラキ君 不機嫌になるから、寝てる間に歌っちゃったけど…」
「はぁ? なに勝手なことしてるんだよ!」
「ごめんね…」
「てか、なに さっきから スマホ いじってんだよ!」
「あ、ごめん、ごめん。 メールしてた」
「はぁ? 誰とだよ!」
「なかなか来ないなぁ と思って…」
「ああ、今日、来るとか来ないとか言ってるヤツらか! どうせ、来る気ねぇんだろ!」
「そんなことないと思うけど」
「俺がいるから、怖くて来られねぇんだぜ! で なきゃ、2時間経っても来ないってことあるかよ!」
「そ、それもそうだよね」
「お前、友達選び 間違えてるぜ!」
「そ、そんなことないと思うけど」
「なんで、お前、俺みたいな不良と つるんでるんだよ!」
「あ、そっち?」
「俺と一緒にいても 悪い影響しか受けねぇって、考えたことねぇのかよ!」
「ないけど」
「俺と一緒にいたら、どんどん友達が減っていくって、考えたことねぇのかよ!」
「ないけど」
「なぁ? お前は、100人の友達と 1人のバラキ、どっちが大事なんだよ!」
「え? ど、どっちも大事だけど」
「どっちか選べって、言ってんだよ!」
「そ、そんな 大事なこと、決められないよ」
「そもそも、俺ら 価値観が違いすぎるぜ!」
「そ、そうかな。 食べ物の好みとか共通してるでしょ? アイスが好きだったり、セロリが好きだったり 」
「セロリなんて、好きじゃねぇし! もう限界だ、別れようぜ!」
つづく
恋人でも夫婦でも、こういう些細なことで別れてしまうのかな と思いながら書きましたw
誰も来ずに 二人の会話だけで終わってしまったら ごめんなさいw
すべて出し切って、腸をきれいにしておかないとなので、なんだか大変そうです。。
検査後、絶対 お腹が減りそうなので、おむすびを持参して行こうかなと考えてみたりw
セイジ君とバラキ君、今までより一つ年を取りましたが、性格はあまり変わりません ^^
ジンジャーエールフロート、飲んでみたいですよね~
夫婦?w
誰が来るんだろう?そっちが気になるw
内視鏡、下からだと、下剤を飲むのが大変なようです
お腹も減って大変でしょうけど、がんばってください
セイジ君いい子だし、バラキくんも憎めない~( *´艸`)
ジンジャエールフロート、飲んでみたいです♪