それはちょっと苦手でして……
- カテゴリ:映画
- 2017/06/28 01:31:00
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何度も見たくなる映画についてブログを書いてみよう♪
ですか……。弱りました。
実はわたし、他人様のテンポに合わせるのを大変苦手としております。
そういう者が映画を観ようとしますと、どうなるかと申しますと。
小説や漫画など、紙媒体の作品でしたらね、
途中で読むのを止めてぼーっと考え事をしてしまっても大丈夫ですし、
「えっ、これ、以前出たよね。そのときなんて書いて(描いて)あったっけ?」
と思ったときは指を挟んで前のページに戻ることが出来ます。
栞を挟んでお手洗いにも、食事にも立てますし。
続きを明日以降に読むことにしちゃってもいいですし。
ですが、映像作品はそれが出来ませんでした。
もし、観ながら考え込んでしまいますと、その間注意は逸れているのに物語は構わず進行してゆきますし、
中座しちゃいますと、その部分のストーリーは欠けてしまいます。
なにより、作品の前の方で言及されていることを確認したければ、もう一度初めから観なくてはなりません。
民放放映のアニメやドラマでしたら、途中にCMが入りますので
その間に考えを纏めたり頭を切り替えたり出来ます(それでもかなり疲れます)が、
テレビ放映される映画を観てますと、お仕舞いの方の展開は頭に入ってきません。
途中で休憩(苦笑)が入っても、通算で一時間数十分他人様のテンポに合わせっぱなしというのは、
無理のようなのです。
休憩が入らないNHKのアニメやドラマは、本編20分程の作品が限度かしら。
大河ドラマなどは途中で訳が判らなくなるのですよね、実は。
そういう体質(?)の者が、果たして、映画館で劇場版作品を鑑賞可能でしょうか……?
テレビ放映された映像を録画出来る時代がやってきて、状況はずいぶん改善されました。
なんてったって、途中で止められるのですもの!
聞き取れなかった台詞はすぐに巻き戻して(←時代を感じる言葉)もう一度聞き直すことだって出来ますし。
当時、録画用テープはめっちゃくちゃ高かったのですけれどもね。
でも、やはり過去の観たいシーンをピンポイントで頭出しするのは至難の業で。
結局頭から(適宜早送りしながら)見直すことになりまして。
長編映像作品を楽しむのはハードルが異常に高かったです、わたしには。
劇場公開用作品は、映画館で観た方が良いに決まっているのです。
大画面で映えるよう画面作りされていますし、音響も家庭用TVでは足元にも及びません。
それに……なかなか地上波や無料BSチャネルで放映されない劇場版もありますしね
(STですとかSTですとかSTですとか(←某米国産SF TVドラマの劇場版(汗)))。
ですから映画館には数年に1度通います。
けど、あくまで映像美やストーリー展開のテンポを楽しむまでしか出来ず、
ストーリーに関しては後でノベライズで補完している状態です。
近年は、CGやVFXの進化の方が気になっちゃいますし。
(例えば、昨年11月に観てきました某米国産SF作品について語りますと。
大気のある宇宙船等の破損箇所から真空の虚空へと吸い出されるシーン。
頭が無毛の異星人の場合、しっかり描画されますが、
地球人の場合は必ず、頭部にぼかしが入るか頭の映り込まない角度で飛んでいっちゃいます。
観ていてなんだか笑っちゃいました。
それっぽく見える本数(それでも実際の本数より桁を2つ落としたそうです)の髪の毛を
フルCGで再現しようとしますと、滅茶苦茶データが嵩むのですよね~。
そもそも、観て違和感の無い「風に乱れる」頭髪動画を作成しようとしますと、流体力学の知識要りますし。
地球人クルーが真空へ吸い出されるシーンをぼかしで誤魔化さずフルCGで描けるようになるのに、
あと何年くらい掛かるでしょうか?)
という訳でして、
「何度も見たくなる映画」というお題ですと、「……在りません」になってしまうのです。
済みません…………。
そうすると、あらすじは理解してるので、映像や役者さんの演技に集中できていいです^^
あと、DVDだとシーンごとに頭出しできるので、レンタルとかで見たら気になるとこ見やすいかもですね。