<最終回>警視庁・捜査一課長２ 感想...
- カテゴリ：テレビ
- 2017/06/23 16:52:01
警視庁・捜査一課長 season2 最終回スペシャル(第１０話) 事件編
テレビ朝日 木曜夜８時～
▼手タレの被害者
今回の事件は、大企業の御曹司・綾窪との結婚を間近に控えていた、手タレの峰村雪乃という女性が、
ウェディングドレスを着たまま刺し殺された事件でした。
最初に発見された現場から、第一発見者が警察に通報している間に忽然と死体が消え、
次にはまったく違う場所の神社の境内で発見されました。
また雪乃は３０年前の歴史雑誌の付録のしおりを持っており、近くにヘアゴムが落ちていました。
▼有力な容疑者
ヘアゴムの飾りについていたマークから、清掃会社に勤める女性・椎名亜希子が浮上します。
亜希子は３０年前に、強盗に母を殺され、学芸員の父・幹也も重傷を負わされた挙句、
退院前に蒸発するという不幸な人生を送ってきた女性です。
しかもその強盗・小森田は、犯行後窓から逃げようとして、転落死してしまったそうです。
両親がいなくなってから、幹也の友人の箕輪という男性にに引き取られましたが、
父に捨てられたと悲観した亜希子はグレて、窃盗で逮捕されたため、前歴がありました。
ヘアゴムからは亜希子の指紋が検出され、しおりの雑誌は強盗事件の時現場に落ちていたもので、
２回目の死体発見現場は亜希子の仕事先の家の近く、そして亜希子は以前、雪乃の部屋を何回か仕事で
清掃したことがあり、その時雪乃に見るなと言われていた写真を見てしまうというトラブルがあり、
雪乃は清掃員を交代しろと、すごい剣幕でクレームをつけたそうです。
あまりにも亜希子が犯人だという証拠が揃いすぎているのですが、どれも決定的ではなく、
亜希子自身も容疑を否定したため、逮捕には至りませんでした。
▼大福勇み足
一方、雪乃の婚約者の綾窪は、昔代議士の娘と恋仲でしたが、代議士に仲を引き裂かれるという
過去があったことを、大福が突き止めました。
大福はいつものカンで、この事件は恋愛絡みだと決め付け、その娘に事情聴取をしたのですが、
それが代議士の逆鱗に触れ、大岩から謹慎処分を食らってしまいます。
実は綾窪は、代議士の娘、そして雪乃と、恋人２代に渡って二股をかけていたようです。
しかしその相手が誰かはまだ分かりません。
大福は謹慎後も、結婚を数日後に控えた刑部に情報をもらって、独自に捜査を進めます。
▼第二の殺人
そんな時、亜希子の職場に、久々に養父だった箕輪が訪ねてきました。
何やら蒸発した幹也について、大事な話があるとのことでしたが、亜希子は話をしたくないと、
けんもほろろの応対をしているのを、亜希子を嫌う同僚の女性が見ていたのです。
そして翌日、箕輪が頭を殴られて死んでいるのが発見されました。
亜希子はまた警察に呼ばれるのですが、頑として容疑を否認します。
そしてまた職場に戻ってくるのですが、清掃会社の社長・犬塚は亜希子を可愛がっていて、
警察に容疑をかけられても、会社を辞めさせる気配がないのを見て、同僚の女性は不満を感じていたようです。
その後、大福が亜希子に話を聴いた時、箕輪は２回、側頭部と後頭部を殴られて死んでいたと言うと、
怪訝な顔をして明らかにうろたえていました。
▼４８年前の事件
調べを進めるうち、箕輪に前科があることが分かります。
４８年前に傷害致死事件を起こしていたのですが、何とその時一緒に逮捕されたのが、
その１８年後、つまり３０年前に亜希子の家に強盗に入った小森田であることが分かりました。
その男は椎名家から３００万の金を盗もうとしたのですが、その時椎名家には３００万の借金があり、
家にあった３００万の金の出所が不明だったのです。
大岩は蒸発した幹也が入院しているという病院を訪ね、事情を聞きました。
幹也は末期ガンで余命半年の宣告を受け、入院していたのです。
幹也が言うには、箕輪と自分は昔からの友人で、箕輪が事件を起こした時、
箕輪の恋人のおなかの中に亜希子がおり、生まれてくる娘を犯罪者の子供にしたくないため、
箕輪は幹也に自分の恋人と結婚してくれと頼んだらしいのです。
出所した箕輪は事業に成功し、事件から１８年後、亜希子を引き取りたいと幹也に相談しました。
その時借金があった幹也は、借金の立替と引き換えに、自分は身を引くことにしたのです。
そこへ金のにおいを嗅ぎ付けて、箕輪の昔の悪い仲間だった小森田がやってきたというわけです。
その後、傷が癒えた幹也は、約束通り亜希子の前から姿を消しました。
▼刑部の災難
雪乃のパソコンにあった大量の写真から、大福は重要な写真を２枚見つけました。
１枚は雪乃が父親らしき男性と写っている古そうな写真で、その父親は何と小森田でした。
犯罪者が父親であるのを恥じて、スタイル抜群で顔もそこそこいいのに手タレをやっていたようです。
恐らく亜希子が見てしまった「見てはいけないもの」はその写真で、亜希子はこの時、
雪乃の父親が亜希子の母を殺した犯人であることを知ってしまったと思われます。
もう１枚は、綾窪が二股をかけていたと思われる女性の写真で、大福はいつものように単独で
綾窪に話を聞きに行きますが、綾窪には会えず、地下の駐車場で顔を隠した何者に襲われます。
すんでのところで、大福を追いかけてきた刑部に助けられますが、刑部はその男に背中を刺されてしまいます。
翌日が結婚式だと言うのに、今夜がヤマだと言うのです。
▼折れたキーホルダー
刑部は犯人が逃げ去る時、ポケットのキーホルダーを咄嗟につかみとりました。
それは貸し倉庫の鍵でしたが、キーホルダーが半分に折れていて、どこのかまでは分かりません。
もしこのキーホルダーが、殺人現場で折れたのだとしたら、そこに残りの半分があるはずだと、
大岩は雨が降りしきる中、捜査員を総動員して、亜希子と箕輪が監視カメラで確認された
最後の場所付近を探し、やっとのことでキーホルダーの欠片を発見します。
そしてその倉庫から、監禁されていた雪乃の婚約者を救出したのです。
さあ、ここまできたらもう誰が犯人か分かりますね。
動機は不明ですが、今まで出た登場人物の中に犯人がいます。
犯人が誰か当ててみましょう。ちなみに単独犯で、名前が出ている人物です。
今回は長くなってしまったのでここまで。解答編は明日掲載しますｗ
