Nicotto Town


シグキーリア


アラキの大冒険part4序章 その②


   アラキの大冒険part4序章 その②

  「・・・・・・なんか・・・・・・少し寂しそう・・・。」
 とアノートが、ソウルの様子を見てそう言う。
 「僕も前、孤風町であった時そう思った・・・・・・。
 何でだろう・・・・・・。」
 とリーフが、アノートにそう言った。
 「・・・・・・もしかしたら彼にも、こうしなくては
 ならなかった理由があるのかもしれない・・・・・・。」
 とアノートが、ソウルが姿を消した
 その空間の奥深くを見てそう言った。
 「行きましょう。この先へ。」
 とアノートが、その場にいた全員にそう言った。
 「・・・・・・アノートさん・・・?」
 とシャドーがその空間の奥深くへ進もうとする
 アノートに不安そうにそう訪ねる。アノートは、
 「私思うの。彼の様子を見ても・・・・・・ここから
 先に進んで真相を突き止めないといけないって。」
 とアノートはシャドーにそう言うと続けて
 「それに引き返す道もない。私達はもう先に
 進むしか道は残されていないのよ。なら彼の元に
 行って、真相を突き止めましょう?」
 とアノートは、後ろを見ながら
 その場にいた僕達全員にそう言った。
 「ぼくも捕まっている時にソウルさんと会話は
 しましたが・・・・・・寂しい表情をする事が何回か
 ありました。」
 とフュールは、そう言うと続けて
 「何でなのかって聞いてもなんか堪えている
 様子を見せながら、絶対に答えませんでしたし。」
 とフュールが、そう言うとリーフが、
 「・・・・・・そうだね。何かあんな表情されたら
 放っておけないし、僕らはもう
 引き返せないしね。」
 とそう言った。ネルフが、
 「だな。行こうぜ、みんな。」
 とその場にいた僕達全員にそう言った。
 「・・・・・・不気味な場所ね・・・・・・。」
 その空間の先に進めば進むほど不気味さ
 が増していった。アノートそう言うとライトが、
 「あんまり入りたくないなぁ・・・・・・。」
 と言って少し後退りする。そんなライトにシャドーは、
 「しょうがないだろ。俺達が来たいって言って
 ついてきたんだから・・・・・・。あきらめろ。」
 と言ってシャドーは、後退りしたライトの背後に
 回り込み彼女の背中をグイッと押す。
 「はぁーい・・・。」
 と言ってライトは、シャドーに背中を押されて
 いやいやその先に進む。
 「とにかく行くしかないな。」
 とネルフがそう言って先に広がる不気味な
 空間を見て溜息をついた。
 「そうですね。行きましょう。」
 とクリームは、そう言って先に広がる不気味な
 空間へと意を決して足を踏み入れる。
 僕達は不気味な空間に仕掛けてある
 複雑なシカケを解いて強い野生ポケと
 格闘し、遂にいかにもな場所に辿り着く。
 「あ、貴方は・・・・・・!」
 その場所で僕達を待っていたのは、他ならぬ
 シナンだった。アノートは、驚いて息を飲んだ。
 「シナン・・・・・・!
 何で貴方がここに・・・・・・!?」
 アノートは、驚きながらそうシナン尋ねるとシナンは、
 「・・・・・・私はプロエイク4人衆の最高権力者です
 からね。」
 と言うとシナンは続けて、
 「・・・ここまで来れた貴方達の実力は確かなもの
 です。これならソウルを止める事も可能かも
 しれません。」
 と言うとシナンは、更に続けて
 「・・・ですが彼も強さはかなりのもの。
 いや、私達が強いのは思い出したくもない
 理由があるのですが・・・・・・。」
 と言うとシナンは、僕達を見ながら更に続けて
 「彼も色々あったんです。それで皆さんに
 ご迷惑をかけてしまいました。本人もその点は
 謝りたいと言っています。」
 と言うとシナンは、僕達を見ながら更に続けて
 「ですが、私達から頼みたいことがあるのです。
 勿論貴方方が彼の行動を許さない限りその願いを
 聞いてくれるとも思ってません。」
 と言うとシナンは、僕達を見ながら更に続けて
 「ですから、彼は最後に貴方方の想い、力がどこ
 まで通用するのか、自分自身が相手となり確かめ
 たいと言っていました。」
 とシナンは、ソウルがどう思っているかを
 僕達に伝えた・・・。

                その③に続く




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