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シン・ドラマ汁


警視庁・捜査一課長 season2 感想文

警視庁・捜査一課長 season2 第8話
テレビ朝日 木曜夜8時~
▼思わせぶり
今回は、浅草の廃工場にて大会社の御曹司が鉄パイプで殴り殺されるという事件でした。
発見したのは警邏の警官でしたが、その廃工場にわざわざ秋葉原からラーメンを出前に来た店員が、
注文した客から聞いた住所がわからないと、警官に尋ねたのがきっかけでした。
浅草なのに、何故秋葉原から? しかも廃工場に?
これは誰かが死体を発見させたくて電話したに違いないことがわかりますね。
で、警官が廃工場に立ち入っている間、店員はそこから出てくる女性を見かけます。
それが、いつも店に食べにきている「あやか」と呼ばれている女性だと言うのです。
大福がその店に行ってラーメンを注文すると、出てきたのはとても食べ切れそうにない大盛りのラーメン。
どうやらその店は大食いやフードファイターの間で評判の店らしく、その線で調べを進めたところ、
すぐにグルメ雑誌の記者・桜川彩華という女性に行き当たりました。
女性は警官にも見られていて、警官に写真を見せると間違いなくこの女性だと証言しました。
ちなみにこの警官を、西田健というベテランの俳優さんが演じていて、多分名前を覚えてない方でも、
顔を見ればああこの人かと思うくらい、多数のドラマに出ている方で、
大岩との会話もなんか含みがありそうな感じだったのですが、単なるチョイ役でしたね…w

▼チャーハン嫌い
調べを進めるうち、被害者が彩華の勤める編集部の女性複数と交際していることが分かりました。
事件のあった夜、被害者はフレンチレストランでコース料理を食べており、
店員に確認するとやはり彩華らしき女性を連れていたとのこと。
しかも、3人分を注文し、女性が2.5人分食べたと言うのですw
これはもう彩華に違いない…しかし、刑部はいくら大食いとはいえ、女性が男性の前で
そんなに遠慮せず食べまくるものかと、疑問を持ちました。
彩華は被害者とレストランで会食したことは認めましたが、その後すぐ分かれて帰宅したと言います。
しかし現場付近の監視カメラに彩華らしき女性の姿が映っていると詰め寄ると、
あの後タクシーで被害者と一緒に浅草まで行き、そこで分かれて自分は
上野のラーメン屋に寄って食べて帰ったのを思い出したと、証言を翻します。
現場まで被害者と彩華を乗せたというタクシーが見つかり、運転手の証言から、彩華は被害者に
「写真を返して」と頼んで断られていたことが分かりましたが、彩華は聞き間違いだと主張します。
決定的な証拠がない中、嫌いなものはほとんどない彩華が、チャーハンだけはどうしても食べられない
という嗜好が気になった大福は、彩華と離れて暮らしている両親を訪ねます。
両親はスナックを経営しているのですが、彩華の実母は彼女が子供の頃に死去しており、
高校生の頃に父親が後妻と再婚したところ、彩華は家を出て行き、
それ以来ほとんど連絡を取っていない状態だとのことでした。
しかし店には彩華の編集部が出しているグルメ雑誌がずらりと並んでいたのです。

▼腹黒プレイボーイ
実は被害者は、彩華の編集部の女性に次々と手を出し、ホテルで写真を撮影しては、
それをネタに脅して、自分が好きなように操るという、外道だったのです。
彩華がタクシーで返してと言っていたのは、同僚が撮られた写真のことだったのです。
彩華がなかなか被害者になびかないので、同僚たちの写真をネタに被害者が彩華を脅したため、
彩華はしぶしぶつきあい、その腹いせにコース料理を2人前食べたようですね。
廃工場に被害者を呼び出したのは、実は彩華の上司の女性編集長でした。
自分の部下たちが被害にあっているのを見過ごせず、写真を返してもらえないなら殺すつもりで臨んだのです。
しかしナイフを取り出したものの、被害者ともみあいになるうち、被害者は頭をぶつけて昏倒してしまいました。
慌てた編集長はそのまま逃げたのですが、被害者の死因は頭をぶつけた程度のものではなく、
鉄パイプで殴られていたため、殺人の犯人は編集長ではありません。
一方、彩華の部屋から、なくなっていた被害者の身分証や携帯が出てきました。
何故そんなものを大事に持っていたのか…。
さて、犯人は一体誰でしょうか。
正直証拠は後出しなので、この時点で犯人を特定するのはカン頼みということになります。
何故わざわざ秋葉原のラーメン屋に死体を発見させようとしたのか、
そして彩華の事件当時の行動の意味を考えると、多少分かりやすいかもしれません。

▼解答
何故彩華が現場にいたことが分かったかを考えてみると、まず彼女はラーメン屋と警官に
まるで見てくれと言わんばかりに自分の姿を印象付けていることがわかると思います。
また秋葉原のラーメン屋は彩華の行きつけで、出前を注文したのも彼女と考えられます。
つまり彼女は捜査を混乱させるため、自分が犯人だと印象付け、後はのらりくらりと追求をかわしていたのです。
彼女がかばう人物と言えば誰か。
編集長は先ほど書いたように、殺人の犯人ではありません。
残るは、唯一血の繋がった父親しかいないですよね。
証拠は直接的ではないですが、近辺の監視カメラに映っていた父親の映像です。
父親は彩華のことを時折こっそりうかがっており、被害者に言い寄られ、困っていることを知っていました。
そして被害者と彩華の後をこっそり尾行していたのです。
廃工場で編集長が逃げ出した後、様子を見に行った彩華の父は、そこで被害者が息を吹き返し、
あの女絶対に許さないというような毒舌を聞き、てっきり彩華のことだと思ったのでしょう、
近くにあった鉄パイプで被害者を殺してしまったのです。
彩華はその後、なかなか被害者が出てこないので中に入ったところ、死体を発見。
そして死体のそばに父親のメガネが落ちていたので、父親をかばうために、一連の行動をしたというわけです。
大岩の口癖は、「被害者の無念を晴らす!」ですが、今回の被害者は別に無念を晴らさなくてもいいと思いましたね。

▼キャストあれこれ
ラーメン屋のシーンでは、もえあずがゲストで出ていて、見事な食べっぷりを見せてくれましたw
あんなに食べれてあんなにスリムで本当に羨ましい限りですが、食費もバカにならないんでしょうねぇ…
あと、毎回差し挟まれる笹川刑事部長コーナー、これ特にストーリーと関係ないし、必要ないんですけどねw
でも楽しみなコーナーのひとつです。
だって笹川さんどんどん変人になってくんだもの…w




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