おんな城主 直虎 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/05/29 16:46:52
おんな城主 直虎 第21話「ぬしの名は」
NHK 日曜夜8時~
▼誘拐
今回は、前半は直虎が誘拐されてしまった話、後半は井伊家が木材を商おうとする話でした。
今川を見限った方久に、綿布の商い先として浜松湖沿いの商人の町・気賀に連れてこられた直虎。
気賀の大商人である中村与太夫を紹介されます。
この中村を本田博太郎が演じているのですが、私この人、昔っから好きなんですよね。
前にも書いたような気がしますけど、イケメンではあるんだけど、きつい顔をしているので、
犯人役や一癖ある役が多くて、ちょっと残念な感じだったんですが、
年を取ってから味のある役を演じる機会が増えて、ファンとしては嬉しいですね。
何かこう、内面から滲み出るものでもあったのかなと思ったりしていますが、想像の域を出ませんw
で、中村家から退出後、直虎は子供に財布をすられてしまい、すぐに気づいて追いかけるのですが、
よせばいいのにしつこく追いかけたものだから、その子が属している盗賊団の根城付近まで、
1人で来てしまい、盗賊たちに捕まってしまったのです。
しかもその盗賊団は、因縁の旅の男が首領を務める盗賊団。
まぁこれは視聴者なら誰しも想像に難くなかったと思いますがw
この時点ではまだ名前が明かされていない盗賊の頭は、直虎と同じく、少し相手に思い入れがあるようで、
仲間は井伊家の当主だと知って、殺してしまおうと言うのですが、井伊家から身代金をぶんどることにします。
▼身代金
その報せはすぐに井伊谷まで届き、中野と奥山が4名ほどの手勢を引き連れ、指定の場所に金を持っていきます。
政次は心配して、こっそり龍潭寺にも知らせていました。
途中の山道が倒木で塞がり、馬が通れないので皆そこに馬を置いて目的の小屋に行くのですが、
小屋には気絶した直虎が縛り付けられているだけで、誰も金を取りにこようとしません。
中野はそこで初めて、誘拐犯の目的は金ではなく自分たちの馬であることに気づくのです。
ですが、龍潭寺から密かに加勢に来ていた傑山が、馬を盗もうとしていた盗賊たちに矢を射掛け、
何とか被害は最初に子供に盗まれた財布の金だけですみました。
今も高いとは思いますが、昔は馬は必需品ですし、結構な値段で売れるのでしょうね。
傑山1人に数人の盗賊が逃げ帰ってしまったのは、恐らく盗賊の頭は仲間に不審がられないよう
直虎を井伊谷に返すことができて、自分たちが捕まらずにすむなら、それでよかったからではないかと思います。
▼龍雲丸
盗賊のアジトで頭に「領主は泥棒」と言われ、それが気になっていた直虎。
折りしも方久が材木を売り出そうと進言してきたので、直虎はそれを自分を捕まえた盗賊団に任せようと考えます。
相変わらず突飛なことを思いつきますよねw
いくら伐採が速いとはいえ、元々どこの馬の骨ともわからない荒くれ者の集団。
普通なら取り締まってしかるべき存在を利用しようなどと、他の領主ならまず考えないでしょう。
しかも自分を誘拐したやつらなのにw
そして直虎は盗賊の頭を呼び出し、タイマンで話をつけます。
ここのセリフのやりとりが、今回のクライマックスだったと思うのですが、どうにも心に響きませんでしたね。
「あるいは裏切りという名の鶴」の回でも同じような感触を受けたのですが、
合戦や殺陣などの派手なクライマックスに比べ、セリフの応酬でのクライマックスは、
もうちょっと心に響く、感動的なセリフにしていただけるとありがたいですな。
そしてここで初めて、盗賊の頭は名前を名乗ります。
「龍雲丸」と言うのですが、どうやらドラマのオリジナルキャラクターで、実在の人物ではないようですね。
実在ではないにせよ、この頃の井伊家にあったなにがしかの出来事を反映してのキャラだといいのですが。
次回は龍雲丸が以前捕まった盗賊団の1人だとバレて騒動になる様子が描かれるようです。
大丈夫かな、こんなことに回数を割いていてw
大河視聴層って、架空の人物や出来事には厳しいイメージがありますからね。
私は面白いのでいいのですが、また叩かれるのではないかと心配になってしまいますよw
ちなみに次回のサブタイは「虎と龍」。タイガー&ドラゴンですねwww
コミックとかなら十分楽しめる内容だと思うのですが、
大河ドラマファン層が求めているものかどうかというと、
ちょっと違うような気もしますね。
なんか……視聴率、大丈夫なのかな、とか。
(´・ω・`)
心配になってきてしまいます。
その頃ドラマはあまり見てなかったんだよねぇ。