警視庁捜査一課9係 season12 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/05/18 16:58:13
警視庁捜査一課9係 season12 第6話「犬の毛の殺意」
テレビ朝日 水曜夜9時~
▼せんだ一族の陰謀
感想に入る前にキャストのことで少し。
今回、せんだみつおがゲストで出演しており、最初の方で被害者を愛人として囲っていた社長として
ちょっと出ただけで、後はほとんど出てこなかったのですが、エンディングスクロールを見ていたら、
ちょっと面白いことが分かりました。
なんと今回、せんだの他に、せんだの息子と娘が共演していたのです!
息子は鑑識として、娘は被害者として出てました。
正直娘の方がずっと出番が多かったですw
娘は美人の元ホステス役で、どちらかというと整ってはいるけど地味な顔で、
せんだの娘とは思えませんでした。ちょっといじってるのかなw
息子はイケメンとは言えないですが、こちらもあまり父親似ではありませんでしたね。
どちらとも似なくてよかったですね!w
しかし何故今回はせんだ一族がこんなに出たのでしょうか…。
ひょっとしたら父親の方がバーターだったのかもと、余計な勘繰りをしてしまいますw
▼以下ネタバレご注意!
今回は、そのせんだの娘が演じるペットショップの女性オーナーが、自宅付近の池から
絞殺死体となって発見されるという事件でした。
時系列に話をまとめると、せんだ演じる中堅電器メーカーの社長が、ペットショップのオーナーをしている愛人と
別れようとするのですが、愛人がゴネたため、その始末を会社の経理部長に任せます。
しかし経理部長はその女性の色香に惑わされ、毎月経理をごまかして金を貢いでしまいます。
経理部長の妻は夫を怪しんで、女性オーナーが愛人であることを突き止め、別れるよう交渉しに部屋を訪ねますが、
さんざん罵られて夫が横領していることも知らされ、カッとなって女性オーナーを殺してしまいます。
夫に愛想が尽きた妻は、夫をオーナーの携帯で呼び出します。
夫は探られたくない腹があるので、死体を山にでも遺棄しようと、部屋にあったのスーツケースに死体を詰めて、
徒歩で10分くらいの自宅に運ぼうとするのですが、途中でスーツケースが壊れ、
仕方なく死体を近くの池に放り込んだのです。
それを見ていた妻は、スーツケースから取れた車輪をこっそり持ち帰り、夫の髪の毛を巻きつけ、
翌日死体発見現場付近に捨てました。
しかしその際、その日にトリミングしたばかりの飼い犬の毛までが付着してしまい、
妻が犯人であることがわかったという事件でした。
▼ちょっとだけ疑問点
いろいろおかしいところはあったのですが、一番納得できなかったのは、
凶器がシルク製のストッキングだったところ。
あれそんな殺傷能力ありますかね…。
絞められてもすぐ破けそうな気がするし(実際絞めたことはないのでわかりませんよ?)、
破けなくても絞めている相手に危害を加えることもできそうです。相手は女性ですしね。
背後から絞められたとしたら、後ろに逆走して壁に激突させるのが、一番よさそうw
殺されそうになってるんだから、そのくらいの抵抗はできそうなもんです。
ま、それはまだいいとして、あの状態だと吉川線が首にできると思うんですが、
吉川線あったらまず殺人で決定ですよね。
それなのに途中で自殺説が出たのは、あまりにお粗末だと思いました。
▼マウンティングが激しい女
女って基本、男に選んでもらうことが生きがいみたいなところがありますから、
体力や稼ぎや権力で競いたがる男性が多いのと比べ、見た目一本が勝負なところがあります。
しかしその傾向が本末転倒して、男性に選んでもらうために美しくありたいのではなく、
他の女性より美しくありたいがために、すべてを懸けるような女性がいるのもまた事実です。
今回の被害者は、特にそれが激しい女性だったのでしょう。
日頃からどこそこに旅行に行ったとか、こんな高いものを買ったとか、
そういうことばかりSNSにアップしていたようです。
これって完全にマウンティング行為ですよね。
こういうことばかりしている女性は、何か大切なものをどんどん失っているのに気づかないのでしょう。
そしてそういう大切なものを大切だと思う心もないのでしょうね。
その結果がこの最期ですから、やはり失ったものは大きいと言わざるを得ないでしょう。
ある意味可哀想な人種ではあります。
愛人なんて不安定な身分、子供でもできない限り、相手の男性が飽きてしまったらそれでおしまいです。
今回の被害者も、社長に捨てられそうになり、必死だったのでしょうね。
それで今度は交渉に来た経理部長を誘惑とか、もう最低ですよねw
彼女にとって男は金づるでしかなかったということでしょう。
どんなにきらびやかに着飾ったり、派手な生活をしていても、中身は穢れてますよね。
てか、社長も交渉させるなら男でなく女にすればよかったのにね。
さすがに女性社員に愛人との交渉を任せるのはイヤだったんでしょうかね。