立花登青春手控え2 感想文
- カテゴリ:テレビ
- 2017/05/13 17:24:12
立花登青春手控え2 第6回「見張り」
NHK-BSプレミアム 金曜夜8時~
▼押し込み計画
今回は、登が囚人から、押し込みを計画している囚人がいたという情報を教えてもらい、
何とか阻止しようとするお話でした。
いつものように牢に通う途中で、登は気分が悪そうにしている女性を見かけます。
それは伯父の玄庵をかかりつけにしている、おとしという女性で、
登は玄庵に診てもらえと言うのですが、ツケが溜まっているので行けないと言うのです。
そんなことは気にしなくていいから診てもらうよう言って、牢に向かった登ですが、
その牢で腫れ物を診てやっていた囚人・作次から、とんでもないことを聞いてしまいます。
作次が言うには、前日牢から出た2人の男が、牢から出てすぐに押し込みをしようと
こっそり話し合っているところを聞いたというのです。
男たちの名前と襲撃先の店の名は教えてもらえませんでしたが、
酉蔵という男を仲間に引き入れようとしていることが分かりました。
そこで登は再び驚きます。
酉蔵は先ほど合ったおとしの亭主だったからです。
▼憎めない男
男たちの名前はすぐに分かりました。巳之助と蔵吉だったかな。
しかし牢を出た後の足取りはまったくわかりません。
作次は詐欺紛いのこともしていたそうで、信じていいものやら登には自信がなく、
誰にも相談せず、1人で調べようとします。
酉蔵は、傘張り職人なのですが、なかなか仕事をしようとせず、いつも飲み歩いているような、
今で言うアル中ってやつですな。
なので生活のため、おとしが外に出て働いていたのですが、忙しくて体を壊してしまったようです。
登はおとしの様子を見に行くと、1人で寝込んでました。
幸い病気は大したものではなく、薬を飲んで養生していれば治るようです。
胃の腑が荒れていると言っていたので、胃潰瘍といったところでしょうかね。
登はおとしに、巳之助か蔵吉が訪ねてきてないかどうか尋ねましたが、家には来ていない模様。
次に登は、酉蔵が行きそうな飲み屋を回って酉蔵を見つけ出し、べろんべろんに酔っている酉蔵に、
おとしが病気になって寝込んでいる、下手をしたら死ぬかもしれないと、ちょっと薬を利かせます。
そうしたらびっくり、その薬が覿面効果を発揮して、酉蔵は一目散に家に帰り、おとしの看病を始めたのです。
私は、何故おとしがこんな仕事もしないアル中と別れず、養ってやってるのかと思ってたんですが、
何か分かりましたね。
この男、ダメ人間ですが、憎めないんですよ。
おとしのことを本当に愛しているし、おとしが死ぬかもしれないと知って(嘘なんですけどね)、
おまえが死んだら俺も死ぬと言う。
こんなに愛されていたら女冥利に尽きるというものですが、よく考えたら引きこもりが
親が死んだら自分も死んでもいいと言うのと、同じような気もしますw
酉蔵が引きこもりと違うのは、その日を境に真面目に働き始めたことですね。
▼10両の誘惑
しかし、酉蔵に魔の手が迫ります。
傘を店に納入しにいった時、巳之助と蔵吉に捕まってしまったのです。
酉蔵は彼らに、押し込みの間の見張り番を頼み、成功報酬として10両を約束、
裏切ったらおとし諸共殺すと脅したのです。
元々気が弱い酉蔵は、彼らの言いなりになるしかありません。
そういう性格なので、利用されたんでしょうね。
また、おとしが不治の病にかかっていると信じ込んでいる酉蔵は、
10両でいい薬を買えば、おとしの病気が治るかもしれないと考えたのです。
これは、登の薬が利きすぎたと言ってもいいかもしれません…。
ですが、酉蔵が押し込み先の店に行こうとした時、酉蔵の動きを察知し、
岡っ引きの藤吉たちと待ち受けていた登に諭されます。
10両なんか払うつもりがあるわけがない、終わったら殺されると。
実は作次が牢から出てすぐ殺され、その時に事情を聞かれた登が藤吉に説明していたのです。
作次が何故殺されたかはよくわからないのですが、恐らく押し込みの計画をバラすと脅したか、
押し込みにいっちょかみして分け前をもらおうとしたかの、どちらかでしょうね。
酉蔵は登から、おとしは不治の病ではない、養生していればすぐに治ると言われ、
本当に安心していたようでした。
その後登たちは酉蔵をおとりに使い、酉蔵が裏切ったと思わせないよう、
酉蔵を含め巳之助と蔵吉の3人を倒し、巳之助と蔵吉を無事お縄にすることができました。
▼今週の松江無双
今週もあまり大したことはしなかったのですが、どうやら登とちえの結婚を本格的に考えているようです。
玄庵があまりに頼りないので、早く登を家に入れて安心したいのでしょうね。
ちえも年頃になってきたことですし。
松江が珍しく登に柔道の稽古着を縫ってやったのですが、中に綿が入っていて、
動きづらいし汗はかくしで、稽古の時でなく、寝る時に使った方がいいような仕上がりw
久坂をはじめ道場の門弟たちにからかわれるのですが、松江には羨ましがられたと報告w
松江はその稽古着を、ちえも手伝ったと強調していましたw
ちえは、最初っから登が好きなくせに、周囲に結婚を勧められると、つい反発してしまうところが、
ツンデレらしいですねw