赤の顛末
- カテゴリ:小説/詩
- 2017/05/11 01:40:25
先回が白なので
今回は赤で行ってみますか?
無限に赤く染まった空を翔ぶ
赤く燃える大鳥に燃え盛る矢を放った
大鳥は限りなく大きく
赤い汗をほとばしらせて空を舞っていた
大鳥の巨大な黒い影は
地を一瞬にして闇夜に導いた
矢はその首を射抜いたが
大鳥はそのまま飛び去っていった
巨大な竜巻のような強い風が起こり
辺りは焦土と化した
瞬間にして黒い焼野原の大路が
果てしなく続いていた
わたしは矢を放った瞬間に
その灼熱の中へと蒸発した
心だけが火の玉となって残り
宙に舞った
気が付くと光の中に
わたしはいた
鳥を追い求めて赤い空を
飛んでいた
左手に首を射抜いた矢を握り
赤く焼けただれた竜虎にまたがって・・・
生暖かい赤い風を切り進む
そう、わたしは赤い光になっていた
わたしの赤い目は
一点を追い続けた
目の前にそれは来た
わたしは大鳥の頭に飛び乗り
赤く燃える矢を
大鳥の目に突き刺した
鳥は全くひるむ事無く
飛び続けた
大小の赤い飛球が
光速で燃え盛る空を飛んでいく
やがて赤い日が昇る
大鳥は私を乗せたまま飛び続けた
そして赤く燃える太陽の中へと
突き進んだ
そして巨大な赤い球体の中へと
吸い込まれ消えて行った
わたしの火の玉は
瞬間に消滅し
明確な記憶だけが燃えること無く
激しい呼吸をしていた
何を書いているのか
よくわかりません
東京ドームでの野球の試合に
興奮しちゃったのかな?
白の次は赤
その次は青かな?
魂が消滅しても
記憶はどこかに残り存在している
新しい生命に吸い込まれた瞬間
それは消えていく
でも新たな生命のどこかに宿っている
記憶って何かの蓄積されたエネルギー
そんな気もするんです
ん~
深く考えるのは止めようかな
燃え尽きる熱さより
焼き芋が美味しく出来る熱さがあれば良い???^^
終わる事は始まる事でもあって
ちゃんと最後に希望が残されているようですね
赤く燃え尽きた後、灰の中から甦る不死鳥の如くです
どちらかというと(リアで周りの人から見ても)
かなり穏やかでクールだと思います^^
その反動が言葉に出て来るのでしょうか
ポッと頭に浮かんだことを書いてますので
心の奥には違った物があるのかも知れません
もっとも目標が出来ると
結構突っ走りますけどね^^
白の詩のコメントにも書きましたが
色って面白いですよね
音や言葉は発しないけど
なにか訴えてきます
何なんでしょうね???
時々情熱的で残虐な詩を綴られるんだと、少し衝撃的な驚きを抱くことがありました。
言葉を綴る世界に於いては、どこまでも限りなく物語を生み出せる素晴らしい才能ですね。
野球の興奮が物語に影響したにしろ、セカンドさんはきっと一見クールに見えて、
とても情熱的な方なのでしょうね。(*^^*)
青のイメージも楽しみになってきます。
人間って本能的に
攻撃的な面を持っているのかも知れません
色に対するイメージは
千差万別ですよね
でも大方はかなり絞られるのでは
なんて思います
思うにこの「赤」
野球観戦へ行く電車の中で書いた物です
庭の蕾の赤いつるバラが咲くのを見ると
別のものが思い浮かぶのでしょうね
燃えるような熱い想い!
エネルギー充電中です^^
燃え尽きるのでなく
燃えるような熱い想い
漲る思いの「赤」であってほしい。
そう考えると
色で思い浮かべる光景って
だいぶ変わるものなのですね。
苦しもがく 赤は
少し辛いものを 想像してしまいました。