梔子
- カテゴリ:30代以上
- 2017/05/10 10:54:06
暇してるからおいでょ、と友人からの誘い。
私が暇なのをよくご存じのようで、
玄関で迎えてくれたのは太り気味の猫。
家の中に入ろうとすると、少し不機嫌そうに笑う。
友人の飼い猫はいつもこうして出迎えてくれる、
私は慣れっこなので相手にもしないで奥へ。
畳の上にゴブラン織りの絨毯と西洋テーブル、
いつもながらミスマッチな部屋である。
珍しい茶菓子をいただいてね、
それは紅い餡が入っている最中だった。
紅イモを練って作られた餡を、
パイ生地風の皮の触感がなんともおいしかった。
それからお茶を飲みながら昔話に花が咲いた。
花といえば友人の祖母が好んでつけていたガーデニアの香水、
私は今でもあの香りを覚えている。
その話をすると、そう言えば確かに使ってたねと。
当時私はその香りがなんの匂いなのか聞いたことがあった、
その香りはガーデニアと言う花の香りで、
西洋梔子のエキスからつくるられたものだと教えられた。
梔子といえば梅雨時に甘く匂う花、
その香りがこの家に来ると今でもかすかに残っているように感じる。
花といえば・・・・母の日の悲しいカーネーションを思い出す。
父が亡くなり
私のほんの わずかなお小遣いと・・・
姉が母と私に 教えてくれた。
『頑張らなければ』だったのかな・・・と思い出しました。
そんなこんなの季節だった この時期。
って、何度もブラしゃんのコメに記してるかも
いい感じ^^
梔子の甘い香りの似合う素敵なおばあさまを連想します
昭和に生きていた頃は、ダサくて嫌だななんて思ってましたが
今では、懐かしくってしようがないです^^
古きよき、のんびりとしたいい時代でした*^^*