Nicotto Town


シン・ドラマ汁


CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 感想文

CRISIS 公安機動捜査隊特捜班 #4
フジテレビ 火曜夜9時~
▼最初からネタバレご注意!
今回は要人警護という、SPを彷彿とさせるようなストーリーでした。
しかし本当に守らなきゃいけない要人というわけではなく、政府にとっては目の上のたんこぶ、
扱いに困る存在といったところでしょうかね。
対象は航空宇宙工学を専攻する教授なのですが、何者かに命を狙われており、
1週間後に国外に退避するまで、特捜班に警護が命じられたのです。
この教授、5年前くらいだったかな、某テロ国家に目をつけられ、ロケットの設計図などを売り渡すよう
要求されたのですが、怖くなって政府だか警察だかに相談したところ、逆にそれを利用して、
飛ばないロケットの設計図を引いて渡すという、いわばダブルスパイのようなことをしていたそうです。
しかしそれもそのうち怖くなり、また相談したところ、続けなければ機密漏洩で逮捕すると言われ、
自暴自棄となり、家庭を顧みず遊興に明け暮れているうち、家庭は崩壊し、現在にいたるというわけです。
前半は、プロの殺し屋に狙われたところを、稲見が撃退する激しいアクションシーンがあり、
SPってこんな感じだったよなと楽しめたのですが、後半が鬱展開でした…。

▼教授の逃亡
立て続けに命を狙われた教授は、特捜班に厳重に守られ、半ば軟禁状態となっていたのですが、
何と自分でそこを抜け出してしまいました。
某国に特捜班の情報を売り渡し、命乞いをしようとしたみたいです。
しかし飛ばないロケットの設計図をずっと渡し続けられていた某国は、もはや堪忍袋の緒が切れてたんでしょうね。
教授は殺し屋に捕まり、別れた妻子が住んでいる家に、時限爆弾を巻きつけられ、
動けば即スイッチが入る起爆装置を踏まされ、放置されてしまったのです。
ここで不思議だったのは、何故殺し屋がすぐ教授を殺さなかったかということです。
恐らく起爆装置を時間内に解除できないだろうという目測はあったと思うのですが、
それにしたってさっさと殺して川にでも放り込んだ方が、ずっと楽だったでしょうに。
それとも特捜班や家族を巻き込むつもりだったんでしょうかね。
どうも、今回登場した殺し屋は、ヘンなこだわりがある殺し屋で、彼らの言によると、
美しい殺し方というものがあるようなのです。
一般人の私には、まっっったく理解不能ですけどね。
そしてこの殺し屋、今のところ2人組のようでしたが、片方はどうも普段は公務員として働いているらしいです。
恐ろしいですね…。また出てくるかもしれません。

▼(´Д`)ハァ…
大体映画やドラマの爆弾は、爆発しないことが多いです。
昔よくあったのは、1秒前とか0秒台で止まるシーンですが、最近はもうちょっと余裕見ることが多いですね。
爆発したとしても、例えば人がいないところに投げられたりして、人命の被害はなかったりします。
しかし金城は違った…。
起爆装置が解除できず、7分くらい前にその場にいた稲美と樫井に退去命令が出て、
すべてをあきらめた教授を残し、彼らは家を出て、その後家が全部吹き飛ぶくらいの大きな爆発がありました。
つまり教授は巻きつけられた爆弾で、死んでしまったのです。
あーもー後味悪すぎだろ…
その上、犯人たちは近くにいて、家が吹き飛ぶと同時に缶ビールで乾杯してました。
どうにも私は、このドラマで金城が何を訴えたいのかよくわかりません。
初回から徹底して弱者が犠牲となり、強者は何もなかったかのように日常生活を送る、
こういうストーリーの繰り返しで、ストレスが溜まりっぱなしです。
数話に1回こういうストーリーが挟まれる、というのならまだ理解できるんですけどね。
ただここまで救われない話が続くと、逆にどこまで続けるんだろうと気になります。
金城のことなので、最後まで救われない、むしろ最後が一番救われない話というケースもありえますが、
いつかは救われると信じ、見続けたいと思います。
雰囲気やアクションなどは嫌いではないですし、平成維新軍のことも気になりますしね。




月別アーカイブ

2024

2023

2022

2021

2020

2019

2018

2017

2016

2015

2014

2013

2012

2011

2010

2009


Copyright © 2024 SMILE-LAB Co., Ltd. All Rights Reserved.