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「さくら亭」日報


『パレス・メイヂ』完結によせて

パレス・メイヂ完結記念イメージコーデ

もらったステキコーデ♪:10

先日、ここ数年来楽しみにしていた漫画が完結いたしました。

久世番子『パレス・メイヂ』別冊花とゆめ掲載・白泉社花とゆめコミックス
既刊1~6巻(最終巻、今夏発行予定)

この世界と少し歴史の違う大正時代あたりを舞台にしたお話です。

御園 公頼(みその・きみより)は子爵家の家柄なれど
亡父・兄の散財により経済的に苦しい実家を助けるべく、
14歳の春、御所(パレス)にあがり、
帝に仕える侍従職出仕(じじゅうしょくしゅっし)になる。
御園の主となったのは3歳上の凛々しき女帝、彰子(あきこ)であった…

先帝・明慈帝が病に倒れ亡き人になった数年前。
跡を継ぐ東宮は生まれたばかり。
東宮が成人するまで内親王だった彰子が即位することに。
しかし至高の地位にもかかわらず自由のない生活を強いられる彰子。
少しでもその心に添おうとする御園との間には確かな絆が生まれるが、
それは徐々に別の感情と切り離せなくなっていく…

いわゆる「身分違いの恋」であるだけでなく。
帝となった女性は退位後も生涯独身という決まりもあり。
正式に結ばれる望みはない。
いやもう、2人はどうなるの~!?

彰子さまを慕う元婚約者の宮さまや、
御園を慕う女中の律、
宮中ゴシップを狙う新聞記者なども登場し、
大津事件のような事件や関東大震災のような大地震も襲う。
(でも世界大戦はしてないようだ)

さて、彰子さまは。
奥ではうちぎに袴、表では軍服。
奢侈を好まずさっぱりとしたご気性で、
早い話が「男前」というか「ハンサム」という。
ロンという小型犬を可愛がっておられる。
そして退位した暁には世界各地に赴き、
外交の役につくことを願っておられる。

…というわけで本日のコーデ。
最終回10年後に彰子さまのしてらした
髪型とお衣装(上が軍服、下がロングのフレアースカート)を
手持ちで再現目指しました。
上下で色が微妙に違うのはご愛嬌ということで。
背景とコンパスで外遊の景色とし、
フレームで「鳥かご」を
そしてロン…犬アイテムって本当にこれしか持っていなかったです。
後光は彰子さまのカリスマということで!

あくまでも帝と臣下という立場からはずれることを良しとせずに育まれる
彰子様と御園の関係が、なんというか清々しいです。
興味が湧かれましたらぜひご一読を!
…うん、『暴れん坊本屋さん』と同じ作者とは分からないよねー。

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2017/05/05 00:28
お邪魔します。読んだことはないのですが、お話の設定に関心湧きます。鎌倉時代このかた、皇室制度が不明なこと多々あって、明治天皇と三条実美、岩倉具視、伊藤博文公らで作ったものと違う世界!1917年公式令がないなら、とんでもない反動の世界?とか。



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