命名に関する各種の妄想
- カテゴリ:日記
- 2017/04/23 09:15:52
音韻論は英語の音節について調べる必要があったとき嫌々やった。
古い母音三角形を覚えて、あーそうナルホドと自己解決しちゃったので、
その後知識は全く増えておりません。得意の邪念と妄想で補完してます。
ふた昔前の商業ポップス現場では、歌い出しの音や語尾が厳しく管理された。
ア段音かオ段音が偏愛されて、ダメ出しされてる若いのをしばしば見た。
私はそんなの関係なし、好き勝手にゴミみたいな歌詞書いて、がなってた。
ところがどうも、この経験と母音の件が意識の隅に密かに根付いてたみたい。
先日、ヘボ創作の登場人物の背景をリスト化してて気づいたんです。
主要な女性陣を4人配置してるんですが、みんな「~A」音で終わる名前!
慌てて男性陣をチェックした。……「~O」が一人、「~U」が多いなー!
なしてこーなった。母音三角形の基本構造とかを漠然と思い出す。
「~A」音は下部に配置される……潜在的に女性を社会基盤と考えてるのかも。
「E」「O」は「I」「U」からの派生音でしたっけ? うろ覚えでスンマセン。
エネルギー消費が一番大きいのが「I」だったかな? これも自信がない。
「U」が男に多い……エネルギー消費少ない……道理でみな怠惰なわけだ。
もう名前は変えたくない。一人変えたら何十か所も訂正する羽目になる。
しかし、無意識にこうなったのは面白い。別にモデルは想定していない。
思いついた音を名前としてつけたらこうなっていた。これも構造主義かな?
表題の件に移りましょう。現代人の嗜みのひとつにですね、
定期的に本名や個人情報を検索し不審がないか調べる習慣が不可欠とのこと。
私は気にしてないけど、別ブログの偽名については調べています。
その名前はけっこう気に入っていて、同名の人がいない模様で安心する。
こういう電子世界での偽名というのかな、私はできれば、仮想人格とはいえ、
本質を一部でも反映した象徴的な名称をつけたい、と考える質です。
名をつける、カテゴライズするという作業は原始人類にとっては、
未知の恐怖を既知として克服する過程だったという説があった。
自らの名称を自らつける、というのはどういう意味だ?自己戴冠?
アイドルやお気に入りから借りる方も多々存在してますよね。
ティプトリー好きの評論家「鳥居定夫」は理由を知って大笑いした。
彼のもう一つの名はウォルター・ミラー・ジュニアから貰った「水鏡子」。
ハンドルネームやペンネームも創作物の一つである。
人様のお名前を眺める。思いつきかもしれず深遠な理由があるかもしれぬ。
うーむ面白い。研究書も出ていたのを思い出す。チト読みたい気も。
水鏡子名義の評論集『乱れ殺法SF控』だったかな? 文庫本で出てまして、
彼が自分のSF受容・鑑賞回路の構築を振り返ってるんです。面白いと思います。
ネとナの脳内変換ミス、ありそうですねー。ヘッセのあの書、しみじみ佳き話です。
おお。かっこいい由来の本名は憧れますねー。キラキラネームより趣が深い。
男性名詞と女性名詞、みたいなルールもありますよね。
たとえばパウロ/パウリだと男っぽく、パウラだと女っぽく感じるとか。
知りませんでした……って鳥居定夫名義のほうは知りもしませんでしたし。
ちなみにわたしのハンネは記憶違いのボケボケの産物です。
ヘッセの『荒野のおおかみ』からヘルミーネとつけるつもりが、
イタリア系の名前に勝手に脳内変換してヘルミーナになったという……。
由来を調べてみると、ギリシャ語やラテン語系の名前で、
同じように最後にAが付くんですよ。
男性の名前は詳しくないんですが、
ラテン語では「~クス」つまり、「U」で終わる名前が多かったように思います。
昔からつけられている名前って興味深いですよね~
あ、私も自分と同じ名前の人を調べてます。
本名の方は実在しますね。
レン姫の方はすくないですが。