時間と金で織りなすもの。
- カテゴリ:日記
- 2017/04/20 21:56:44
あまり、いいタイトルではない。けれど、内容だけに、そんなタイトルになってしまう。
よく製造系の会社では、「SQDC」,Safety,>Quality> Delivery> Costの順序で重要使なんて言われる。
もちろん、通常の判断は全ての要素を調整し判断する。でも、最終的な究極的な判断の時に、何を重要視するか。という時に、この安全、品質、納期、コストの順序で判断すれば良い。
マネージメントの判断の秘訣で、経営層に近づくにつれ信じる人が増える。僕も好きなフレーズだ。
僕自身は、もう一つ、色々な判断や、意見の調整の時には、「時間軸」による調整ということを推奨している。だいたい意見が違う時には、目的や目標にしている期間が違う場合が多く、例えば、今日のことを考えている人と、1ヶ月や1年のことを考えている人では意見や判断が異なる。
だから、時間軸に沿って意見を調整することで、だいたいの意見の調整ができる。
どちらの意見が正しいか。ではなく、どちらの意見も正しくて、見ている時間軸が違うだけ。今、重視する時間軸はどの時間軸か?と問えば、だいたい合意できる。
先ほどのSQDCについても、Deliveryが3番目だからといって、時間が3番目という訳ではない。安全というのはその人の一生、40年とか70年とかの長期、品質というのは、10年とか20年の製品寿命、納期というのは2ヶ月から1年の製造期間、コストというのは今のコスト。ということ。重要性も、時間で整理ができる。
縦軸を時間とすれば、横軸はコストになる。お金というのは、生きていく中では、全てではないけれど、価値を整理する上では割と普遍的な基準だ。
SQDCも、人の命の価値、信頼の価値=損害賠償回避の価値、約束の価値=ブランド・再購入してくれる価値、モノの価値=価格、原価とすると、ある程度、整理がつく。
僕たちは、企業の中で、時間とコストという縦糸と横糸を紡ぎ、様々な判断を下している。
そして、モノを作り、人に尽くし、社会を織りなしていく。