600万円のヘッドフォンセット
- カテゴリ:日記
- 2017/04/15 08:14:04
業務用の超指向性ガンマイクで定評のあるドイツのゼンハイザー。
その日本法人がスンゴイものを売りに出しました。完全受注生産ですけど。
ヘッドフォンとアンプのセット、お値段600万円、消費税別。
拘りまくってます。アンプのスペックなんか笑っちゃうレベル。
ミケランジェロも使ったというイタリアの大理石が筐体になってて、
その重さなんと21kg。オーディオは質量とお値段が正比例するのです。
ソリッドステートと真空管のハイブリッドアンプらしく、
真空管はわざわざチェコの会社にテレフンケンのオールド品を再生産させ、
8本搭載しております。周波数特性もトンデモないことになってる。
600万といったら、スピーカーで聴くシステムでもそれなりに組める金額です。
これ買う人はどんな人なんだろう。趣味人の頂点と称賛したい。
フェラーリとライカ好きの東儀秀樹あたりに似合いそうである。
もし借りられたとしたら何を聴いたらいいんだろ? 想像できません。
試聴コーナーがあったら何を聴かせるのだろう? クラシックかなー。
このセット用に新しい音楽が作られる可能性すら感じる。恐るべき製品です。
600万っていったら私、半額を防音室のシステムに投資し、残りの半額を電源系に使って、
あとのお金でスピーカー重視のシステム揃えれば十分って気がしちゃうんです。
しかし5Hz~110,000Hzまで再生可能と書かれても……想像できません。耳掃除から始めなきゃ。
ゼンハイザーおそるべし……!
そんな機材で聴く音楽、それこそ今作曲されハイレゾ音源で売られているような、
現代音楽(コンテンポラリー)かもしれませんね。
最近、アルヴォ・ペルトなどで聴いてコンテンポラリーの愉しさをわかった気がします。