近年のカメラ業界周辺
- カテゴリ:日記
- 2017/04/07 10:00:22
カメラという道具が廃れてるのをひしひしと感じます。
某大手チェーンの大量閉店、発売予定の新製品を中止したメーカー、
スマホ的な発信の道具としての製品主流の店舗ディスプレイなど。
やはり爺の趣味なんですよね、レンズや機材に拘るというのは。
ニッチ化して生き残りを図る業界の青息吐息に同情するんですが、
そんな中で出てくるものにオモシロイものが幾つかある。
まず、クラウドファンディングで資金を集めたという海外の話。
往年のフィルムカメラにとりつけて、愛器をデジタル化できるユニット、
『I'm back』というガジェットがどうなるのか期待してます。
2000年代初頭に、アメリカの企業が市販寸前までもっていったんですが、
結局ポシャってしまった。今回の企画は800万画素の素子をとりつけて、
ラズベリーパイで駆動。デザインが爺世代の琴線に触れる素晴らしさ。
往年のカメラファンなら、ライカビットやモータードライブ等、
底蓋の下側にくっつけるデカいユニットをご存じですよね。アレを真似てます。
色は大変ポップ。コレ、詐欺じゃないといいなー。国内でも出さないかしら。
もう一つ、私の大好きなペンタックスが2月に出した『KP』というカメラ。
モロに銀塩カメラを意識したデザインのデジタル一眼レフなんですが、
ウリは高感度。ISOが最高819200。ゼロ間違えてません。81万以上!
コレですね、大昔のカメラで使ってたASA100のフィルムと比べると、
8000倍以上の高感度まで設定できるんですよ。信じられないですよ。
しかもそれなりに使える、見られる写真が撮れる。オッソロシイ高性能。
他もペンタックス独自の機能を満載した小ぶりなボディとタフネスさ。
間違いなく爺世代を狙いに来てます。10万台前半の価格ですもの。
もってる中古デジイチ全部売ってコレ買おうかな、と思う程度に魅力的。
そうだオマケの話題。一部で話題のネコ写真サイトの存在を知りました。
このサイトに写真を投稿する条件は2つあります。
一つ、ネコが写っている。二つ、楽器も写っている。以上。
しみじみ癒されます。アンプの上で寝そべる猫、ギターをひっかく猫、
ピアノの鍵盤の上にすっくと立つネコ……この組み合わせは素晴らしい。
古い音楽関係者は「キャッツ」と呼ばれてた。関係があるのかも。
似て非なるサイトにご注意ください。
猫・楽器・写真で検索すると、Catband とかいうインスタが見つかりますが、こちらは
「猫を楽器に見立てて演奏するフリをした写真」ばかり。ニャンコ様の嫌そうな顔が味になってます。
楽しみ〜♪