gゴタぴょんの過去の日記2012年3月26日Ⅰ
- カテゴリ:日記
- 2017/02/12 07:54:20
2012年 3月26日 (月)
電話が鳴りました。
「すみません。こちら、
大阪の新阪急ホテルですけど、
外国のお客様の観光案内を
お願いしたいのですが。」
ああ、やっと仕事がきた。
そう思ったゴタぴょんは、
あとさき、考えず、
OKの返事をしてしまったのです。
「じゃあ、お客様は、
5名様ですので、
ワゴンタイプのタクシーで、
迎えに来て下さい。
1時間ほどで、来られますか?」
(;^_^A
見境なく、OKと言ってしまったのであります。
欲望は、人を前後不覚にする悪魔の
如意棒なのであります。
いやしくも、自称、仏道修行者ならば、
第一になすべきことは、
この欲望を捨て去ることが大切かと思うのですが。
それが出来ない修行者は、
たとえば、カビのはえたパン。
そのようなもので、もうおしまいかも。
それが出来ない修行者は、
それが、どうしても出来ない修行者は、
それは、我らが山田のおやじ。
さて、ゴタぴょんおじさんが、日本交通にワゴンタクシーを頼むと、
「きょうは、全車出ています。ありません。」
ナショナルタクシーに電話しても、
「当日は無理ですよ。ありません。」
そして、どこにかけても、ないことがわかりました。
我らがゴタぴょんおじさん、ホテルに電話。
「すみません。
ワゴン車の手配が出来ません。
セダン2台で、よろしいでしょうか?」
「料金が倍になるでしょう?
お客様が納得されないと思いますよ。」
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「いいえ、倍にはなりません。
プラスアルファで、大丈夫ですので。」
強引に仕事を取った。
たとえば、ケーキにつばをつけて、
誰にも食べられないようにするように。
そのように、意地汚く、
仕事を取ったのであります。
(^_^)v
さて、これで、迷惑するのが、
トラタクシーのドライバー。
「 ゴタちゃん、うちの車は、
1時間4900円だよ。
4000円で引き受けちゃったの?
しようがないなあ。
まあ、あんたの頼みなら、
仕方がない。行ってあげるよ。」
文句を言われながらも、とりあえず、
まず、1台、ゲット。 もう1台をどうするか。
「 ねえ、先輩、ついでの
頼みなんですが、
もう1台、誰か頼めない? 」
「 もう1台いるの? ああ、いるよ。
ゴタちゃんの家の近くで
いつも仕事しているジャムおじさんだよ。
電話番号を言うから、直接、頼んでごらん。」
そこで、頼んでみた。
「 ああ、あんたが、ゴタちゃんかい。
あんたのことは、聞いていたよ。
いい後輩だって、いつも言っているよ。
いいよ、行ってあげる。ついでだし、
家まで、迎えに行ってあげよう。ついでだし。」
「 ありがとうございます。(電車賃浮いた-!) 」
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『なせばなる。 なさねばならぬ。何事も。』
ゴタぴょんの母は、このことを金科玉条としていた。
何と言って、財産を受け継いだわけではないが、
息子は、この金言を確かに、
座右の銘にもっていたようである。
さて、金言ありがたく、
予定時刻に遅れること、10分、
曲がりなりにも、ホテルの車寄せに、
無事、セダン2台が到着した。
ひさしぶりに、ずいぶん、久しぶりに、
ゴタに、通訳ガイドの仕事が回ってきた。
この人が、ガイドになると、世界が変わる
・・・・・んなわけおまへんがな。
この人が、ガイドになると、・・・どうなるか?
別に、どうも、なれへん。あんまり気負わず
やりや~。
と、自分に言い聞かせて、
電話を下さった係のお姉さまのところに行った。
そこには、もう、お客様5名が、お待ちでありました。
「Hi ! 」 (ハーイ)
と、彼らは言うのだった。
永らく英語を使わなかった山田。
「はーい。」
と、思わず日本語でごあいさつ。
p(^-^)q
彼らは、インドネシアから商用で来て、
きょうは、たまさかに、空白となった日程の中で、
大阪観光を楽しもう、という趣旨である。
そういうわけで、本日の観光、コースは、シェフにお任せ。
シェフ・・・・それは、観光案内の料理人。
(どこ、連れて行ったろ?)
普通に考えると、
海遊館、大阪城、通天閣、四天王寺・・・・
思い巡らしている最中に、
「Where would you like us to take for lunch ? 」
(昼めし、どこ連れて行ってくれるの?」
「What kind of food would you like ? 」
(何、食べはりまんねん?)
「Sashimi 」
(刺身や)
この一言で、コースに、法善寺横町を付け加えた。
カラオケ 包丁一本、晒しに巻いて~旅に出るのも~板場の修行~こいさん、待っててや~
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Ⅱにつづく
ゴタぴょん