Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


gゴタぴょんの過去の日記2012年3月26日Ⅰ

2012年  3月26日 (月) 

  
  電話が鳴りました。 


 「すみません。こちら、
  大阪の新阪急ホテルですけど、
  外国のお客様の観光案内を 
  お願いしたいのですが。」 


ああ、やっと仕事がきた。 

そう思ったゴタぴょんは、
あとさき、考えず、
OKの返事をしてしまったのです。 


 「じゃあ、お客様は、
  5名様ですので、
  ワゴンタイプのタクシーで、
  迎えに来て下さい。 
  1時間ほどで、来られますか?」 

(;^_^A

見境なく、OKと言ってしまったのであります。 

欲望は、人を前後不覚にする悪魔の
如意棒なのであります。 
いやしくも、自称、仏道修行者ならば、
第一になすべきことは、
この欲望を捨て去ることが大切かと思うのですが。 

それが出来ない修行者は、
たとえば、カビのはえたパン。

そのようなもので、もうおしまいかも。 

それが出来ない修行者は、 
それが、どうしても出来ない修行者は、 
それは、我らが山田のおやじ。 


さて、ゴタぴょんおじさんが、日本交通にワゴンタクシーを頼むと、 

  「きょうは、全車出ています。ありません。」 

ナショナルタクシーに電話しても、 

  「当日は無理ですよ。ありません。」 

そして、どこにかけても、ないことがわかりました。 


我らがゴタぴょんおじさん、ホテルに電話。 


  「すみません。
   ワゴン車の手配が出来ません。
   セダン2台で、よろしいでしょうか?」 


  「料金が倍になるでしょう? 
   お客様が納得されないと思いますよ。」 


※※※※※※※※※※※ 


 「いいえ、倍にはなりません。
  プラスアルファで、大丈夫ですので。」 


強引に仕事を取った。
たとえば、ケーキにつばをつけて、
誰にも食べられないようにするように。 

そのように、意地汚く、
仕事を取ったのであります。 

 (^_^)v


さて、これで、迷惑するのが、
トラタクシーのドライバー。 


  「 ゴタちゃん、うちの車は、
    1時間4900円だよ。
    4000円で引き受けちゃったの? 
   
    しようがないなあ。
    まあ、あんたの頼みなら、
    仕方がない。行ってあげるよ。」 



文句を言われながらも、とりあえず、
まず、1台、ゲット。 もう1台をどうするか。  


   「 ねえ、先輩、ついでの
     頼みなんですが、
     もう1台、誰か頼めない? 」 


   「 もう1台いるの? ああ、いるよ。
     ゴタちゃんの家の近くで
     いつも仕事しているジャムおじさんだよ。 
     電話番号を言うから、直接、頼んでごらん。」 


そこで、頼んでみた。 


   「 ああ、あんたが、ゴタちゃんかい。
     あんたのことは、聞いていたよ。
     いい後輩だって、いつも言っているよ。
     いいよ、行ってあげる。ついでだし、 
     家まで、迎えに行ってあげよう。ついでだし。」 


   「 ありがとうございます。(電車賃浮いた-!) 」 


※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 

   『なせばなる。 なさねばならぬ。何事も。』 


ゴタぴょんの母は、このことを金科玉条としていた。 

何と言って、財産を受け継いだわけではないが、
息子は、この金言を確かに、
座右の銘にもっていたようである。 

 さて、金言ありがたく、
予定時刻に遅れること、10分、
曲がりなりにも、ホテルの車寄せに、
無事、セダン2台が到着した。 


ひさしぶりに、ずいぶん、久しぶりに、
ゴタに、通訳ガイドの仕事が回ってきた。 

この人が、ガイドになると、世界が変わる
・・・・・んなわけおまへんがな。 

この人が、ガイドになると、・・・どうなるか? 

別に、どうも、なれへん。あんまり気負わず 
やりや~。 


と、自分に言い聞かせて、
電話を下さった係のお姉さまのところに行った。 

そこには、もう、お客様5名が、お待ちでありました。 

  「Hi ! 」 (ハーイ) 

と、彼らは言うのだった。 

永らく英語を使わなかった山田。 

  「はーい。」 

と、思わず日本語でごあいさつ。 

  p(^-^)q



  彼らは、インドネシアから商用で来て、
  きょうは、たまさかに、空白となった日程の中で、 
  大阪観光を楽しもう、という趣旨である。 

  そういうわけで、本日の観光、コースは、シェフにお任せ。 

シェフ・・・・それは、観光案内の料理人。 

 (どこ、連れて行ったろ?) 

普通に考えると、 

海遊館、大阪城、通天閣、四天王寺・・・・ 

思い巡らしている最中に、 


  「Where would you like us to take for lunch ? 」 
 (昼めし、どこ連れて行ってくれるの?」 

  「What kind of food would you like ? 」 
 (何、食べはりまんねん?) 

 「Sashimi 」 
 (刺身や) 

この一言で、コースに、法善寺横町を付け加えた。 

カラオケ 包丁一本、晒しに巻いて~旅に出るのも~板場の修行~こいさん、待っててや~ 

※※※※※※※※※※※※※※※※※※ 
Ⅱにつづく
ゴタぴょん




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