Nicotto Town


銀色羽毛のblog


気象研#関東雪結晶 プロジェクトにご協力下さい

関東甲信では、明日(2017年2月9日)、降雪が予想されている地域があるそうですね。
そこで、そちらにお住まいの方には、

宜しければ、
気象庁気象研究所さんの「#関東雪結晶 プロジェクト」に
ご協力頂けましたら、と存じます。

 #関東雪結晶 プロジェクト
  http://www.mri-jma.go.jp/Dep/fo/fo3/araki/snowcrystals.html

詳しい説明は上記サイトをご覧頂くとしまして……。

スマートフォンのカメラで最大ズームにして接写すれば、
充分研究可能な雪結晶情報が得られるそうです。
スマートフォン用のマクロレンズを使用すれば
細かい雪結晶構造まで鮮明に見える画像が撮影可能とのことですので、
美しい画像を残されたい方は、試してみて下さいね。

とはいえ。
結晶は綺麗なものだけでなく、崩れた形のものも研究には大切とのこと。
黒や青などの濃い色の生地の上で、
結晶の大きさが判る比較対象物と一緒に撮影して下さい。
生地は予め冷やしてありますと、結晶が融けるのを遅らせることが出来ます。

撮影日時・場所はとても重要なデータです。
お気軽にプロジェクトに参加されるには
Twitter上で雪結晶画像に撮影日時・場所、ハッシュタグ #関東雪結晶
を添えて呟いて頂ければいいのですが、
Twitter上に居所や行動範囲を晒してしまうことに対して抵抗のある方は、
メールや何らかのファイル共有サービスをご利用されての画像送付も
受け付けているそうです。
勿論、その際は撮影日時・場所を添えるのをお忘れなく。
Twitterをご利用されるしても、
メールや何らかのファイル共有サービスをご利用されるにしても、
詳しい画像の共有方法は、やはり上記サイトをご覧頂きたく存じます。

お時間の取れる方は、時刻を変えてどんどん撮影して下さいとのこと。
移り変わりゆく雪結晶情報も大変有用です。

既にご協力されている方々の投稿された雪結晶画像も、お楽しみ下さいね。
 ハッシュタグ #関東雪結晶
  https://twitter.com/hashtag/%E9%96%A2%E6%9D%B1%E9%9B%AA%E7%B5%90%E6%99%B6

雨かみぞれか雪か、どのくらい積雪しているかという情報も研究上非常に重要
とのことです。
この情報の場合は、画像無しでも構わないそうです。


首都圏に降雪があると交通等に甚大な影響が及びますが、
関東は小雪地ですので雪の観測が少なく、
降雪現象の実態についての理解が十分には進んでいません。

雪結晶がどのように成長するかは
上空の大気の気象状態(気温・水蒸気量)で特徴が出るそうで、
地上で観測された雪結晶を読み解くことで上空の大気の状態を把握出来るそうです。
降雪粒子の時空間変動・降雪雲の物理特性を明らかにし、
将来的に関東甲信地方の降雪現象の予測精度向上を目指すのが、
このプロジェクトの趣旨です。


わたしは残念ながら、もっと降雪の乏しい地域に住んでいますので、
このプロジェクトに直接参加することは出来ません。
ですが、この記事に目を通して下さった方の中に
本プロジェクトに対して興味を持って下さる方がいらっしゃれば、
間接的にですが、ご協力出来るのではないかな、と思います。

首都圏の交通マヒは、地方にも影を落とします。
例えば、出版取次会社の殆どが東京に集中しています。
雪で新刊の配本が遅れるということが、稀にですが、やはり起こるのです。(←そこっ?)

そうでなくても、プロジェクトに参加される皆様の雪結晶画像には、随分心躍らされます。
こちらで見られる雪結晶は大抵針状で、
「うわぁ~、六花って本当に降るんだ……」
……というのが、#関東雪結晶を眺めていてのわたしの正直な感想だったりします。


日本の太平洋側で広く金冠日食が観測された2012年にも
「あなたの観測地では金冠になったか部分だったかを知らせて下さい」
といったプロジェクト(正式名称は失念しました。済みません……)が展開されていました。
金冠帯の限界線のより正確な割り出しに使用し、今後の予測精度を向上させる為でした。

大勢の方が自ら情報発信することが可能になった現代。
発達した技術が善用され、
自然現象をはじめとする様々な事象に対する理解が更に深まるならば、
かつて技術屋を目指した身としてこれほど嬉しいことはありません。


撮影の際は、どうぞ、安全、体調管理、スマホの水濡れ対策などにご留意下さいませ。
雪結晶に夢中になってお風邪を召されたのでは、洒落になりませんからね。





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