Nicotto Town


五飯田八宝菜の語学学習日記


ゴタぴょんの過去の日記2010年10月18日Ⅰ

 2010年 10月18日(月) 


京都国際ホテルにて。 

午前8時10分。フロントで、お通し。 

さて、本日のお客様は、アメリカ人4名様。 

車は、昨日の収入により、
レンタカー(日産ブルーバード・シルフィー)を調達。 

本日の契約は、お客様ではなく、ホテル様。 

概ね、ガイドは、ゴタを含め、
クレジット・カードを扱えません。
そういうときは、ホテルが、クレジットをさきに、
処理して、それから、ガイドに現金を支払う、
という形をとります。 

そして、その場合が、

ホテル様契約、

となります。 

⏁⏁⏁ 

8時30分。 

キーファーさんご夫妻、
そして、ご兄弟のハワードさんご夫妻の4名様。
おな~り~。 

本日は、どういう、いきさつで、
ゴタが、指名を受けたかを、
フロントで、聞いていました。 

みなさん方は、
昨日の、JTBのサンライズ・ツアーに、
参加出来なかった、というのです。 

是非、ゴタの案内で、
サンライズの京都・奈良まる1日周遊コースと、
そっくり同じコースを、巡ってほしいのだとか。 

ようし、おまかせ~。

ゴタの 「サンセット・ええかげんな・ツアー」

 始まり、始まり。 


まず、サンライズツアーには、
「京都御所」の見学が、あります。 
そこで、サンセットツアーも、真似て、

「京都御所見学」

ですぅ。 


日本人は、事前の予約が、いるのですが、
海外からのお客様は、パスポートが、あれば、
当日の申し込みでも、大丈夫。 

「Do you have your passport 
 with you ? All of you ? 」 

(パスポートは、もっていますかー?) 

 ヾ(@^▽^@)ノ

⏁⏁⏁ 


宮内庁事務所に到着。ここで、8時45分から、
受付開始。ゴタのグループが、1番乗り。 

さて、御所ツアーは、10時から。 

1時間あります。
この間に、祇園を散策しましょう。 


「What's the Gion ?」 
(ギオンって ?) 


「A name of a place where
maiko dancing girls
are often seen walking in a kimono.」 

(舞妓さんのいるところです。) 



「What's the maiko dancing girls ?」 
(その舞妓って、何ですか?) 


「A kind of entertainer who plays 
dancing and serves as a companion 
and an apprentice to be a good geisha. 」 
(見習い芸者です。舞いもしますし、
コンパニオン役もします。) 


⏁⏁ 

そして、祇園白川と
花見小路をのぞき見して、御所に引き返しました。 

御所では、別の専門のガイドが、案内します。 


「ここで、待っていますので。」 


「ノー、ノー、プリーズ、カム ウイズ アス。」 


ウイズ ガス だか、大阪ガスだか知らないが、
来い、と言っている。 

許可は、さっき一緒に取ってあったから、
入ることは可能です。 

さて、一緒に、入りました。 

案内係の人の英語が、流暢で、
すばらしかった。案の定、言われてしまった。 

「She speaks a splendid English.」 
(あの人、上手な英語だわよ。) 
   
(だから、一緒に入らないって、言ったのに。) 

⏁⏁⏁ 

金閣寺にて。 

「Look at that bird !」 (鳥ですよ、ほら。) 

「Chicken ? 」 (ニワトリなの ?) 

「Yes,let's eat it afterward.」 
(はい、後で食べましょう。) 

⏁⏁⏁⏁ 

「このロープは、何?」 

「上のニワトリが、逃げないように、
縛り付けています。(うそだよ)」 

みなさん、大きくうなずかれました。まさか! 

あれは、屋根の手入れ用のロープです。 


⏁⏁⏁⏁ 

二条城。 

国際ホテルの駐車場に、
車を入れました。600円助かり。 

二の丸御殿に入ります。 


遠侍の間。遠くから来た侍を、処遇する間。
つまり、待合室。虎の絵が、あります。 

このふすま絵、狩野派、すなわち、
狩野探幽の手による
トラですが、七不思議のひとつ。

だれも、見たことのないトラの絵を、
想像だけで、描きあげたのだ。 
さすが、絵の神様です。 


大広間には、将軍と、
配下の武将。場面は、1867年10月。 

大政奉還。(the Restoration of Imperial Rule) 

この英語が、慣用化されて、使われています。

いちゃもんつければ、こういうふうに、言えば、
王政復古の意味になるけどね。
ゴタ流に言えば、 

「Return of the Political Power to the Emperor」 

なんだけどなぁ。 

まあ、いいか。わたしゃ、英語学者じゃないので。
お客様が、 


「なるほど。」 


と、言って下されば、もって、業務遂行なのである。 


そのお客様。違い棚を指差し、 


「あれは、何だ?」 


と、聞きます。 

「 You mean those fancy alcove shelves behind Shogun ?」 
(床の間の棚のことですか?) 

「Yes.What are those for ?」 
(そう。あれは、何なん?) 

「Shelves.」  

棚だと言っているのに、こまっ棚。
違うのかな? ま違い棚・・・
そして、突然ひらめいた。 

「That set of staggered shelves is 
representative of aristocratic 
style of room called 
shoin-zukuri. 
Because the shoin-zukuri style
was originated by the most
influential aristocrat,Fujiwara Family,
it has been from that time on the status 
highest ranking people enjoy.」 

(互い違いの棚が、セットになっているのは、

「書院づくり」

といって、その部屋が、
貴族の部 屋だということを、
示しています。最高貴族の藤原氏が、
始めに、用いた様式で、
その後、ずっ と、高貴な人たちの
ステイタスになっています。) 


⏁⏁⏁ 
 Ⅱにつづく
 ゴタぴょん




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