ゴタぴょんの過去の日記 2009年1月10日
- カテゴリ:日記
- 2017/02/03 17:47:49
2010年 1月10日(日)
午前7時。「さくら旅館」に、シンガポールの
お客様をお迎え。
お客様は、男性2名。
どちらも、プロのカメラマンで、日本には、
カレンダーに使う写真の撮影に来られたそうです。
ご本人たちの了解を得て、
ブログ掲載させていただきました。
観光ガイドの仕事から、やや外れていますので、
本来、守秘義務が生じるところですが、
「問題ありません。」
とのことで、ご披露させていただきます。
冬の、京北を走る、とのことで、
4本、すべて、スノータイヤを装着。
お客様のうち、リーダー格は、Wong様。
助手のLee様と、ペアを組んで、きょうは、
京北~北山杉の撮影。
そして、北山杉資料館、
さらには、杉の購入の商談。
さて、車を走らせます。
昨日、お伺いしたところでは、
化野(あだしの)念仏寺を超え、
鮎茶屋を左折し、
府道50号線を走り、保津峡から
水の尾を走り、
「柚子の里」
に立ち寄る、という日程だったのですが・・・
変更して、周山街道を走ることとなりました。
先に、北山杉を撮影し、
杉の購入の商談をしたい、とのことで、
山林所有者で、林業を経営する中田さんを訪ねました。
周辺は、見事な、杉木立です。
隧道を通り抜け、中山橋で、右折。
ここに、林業を営む中田さんを訪ねます。
中田さんは、
床柱に使う杉を専門に、製造していて、
一本、平均、80万~150万円で、
取引しているのだそうです。
高いものでは、ときに、
300万円を超えるものもあるそうです。
それは、木目模様に因る、偶然の産物なのだそうです。
中田さんは、倉庫の木材を見せて下さいます。
そのどれもが、80万円以上です。
苗木から、育て、真っ直ぐに伸びるよう、枝を切り、
かれこれ、20年の手入れ。
80万円は、当然といえば、当然。
Wong様、破格に驚いてか、
今回の購入は、見送りに。
「せっかくなので」、ということで、
中田さんは、周辺の案内をして下さいました。
北山杉は、嘗て、「川端康成」の小説、
「京ふたり」
をドラマ化したロケ地です。
「北山資料館」
は、閉館しています。
実は、老夫婦で、
守ってきたのですが、病気で、閉館
になったとのこと。
息子さんは、
別の事業に携わっており、手助けしてくれる
人がいなくて、閉鎖しているのだそうです。
中田さんは、ご自分の所有地の山を2カ所。
案内して下さいました。
見事な杉林です。
Wongさんは、黙々と写真撮影です。
まだまだ、撮影したいから、というので、
とりあえず、入山許可を中田さんに、いただき、
一旦、中田さんをご自宅まで、送り届けます。
その後、477号線まで、足を伸ばします。
杉がテーマだというから、黙っていましたが、
ここまで、来たら、
「美山の藁葺き家」を写せばいいと思うのだが・・・
Wongさんたちは、ところどころ、
杉木立の美しい場所で、写真撮影。
Wong さん: We expected the more snowy place.
But not so far.
もっと雪を期待してましてんけどなあ。
ゴタ : Oh you cannot drive on a snowy place
without danger.
雪は、危ないでっせ。
Wong さん : Snow was one of the themes this time.
雪が今回のテーマのひとつやってんけど。
そういうことなら、「柚子の里」に、行けば
よかったんじゃない?
と、思ったが、今更、どうにも、ならんことを
言っても仕方がない。
今回のテーマは、何と、何やったんですか?
と聞いてみた。
Wong さん : The themes were snow,
Japanese ceder trees
and bamboo glove in Sagano.
今回のテーマは、雪と杉と、
竹林でしたんや。
ゴタ : Then let's go to the bamboo glove now.
じゃ、竹林、行きましょう。
Wong さん : Make it tomorrow, okay ?
明日にしようよ。いい?
ゴタ : Of course.
もちろん。
夕方、「さくら旅館」に戻りました。
明日は、嵯峨野の竹林を写真撮影に行く予定。
おしまい
ゴタぴょん