Nicotto Town


ごま塩ニシン


脳活日誌703号

   イメージを描く。
 行動を起こすに当たって、どのようなイメージを描くか、これが大事である。どうすればいいのか分からない時には、しっかりとしたイメージが描けていない場合が多い。人間の行動は脳にイメージを描いて、目や耳、呼吸を整えて進んで行くものですが、想定していたイメージと状況が異なっていたら、躊躇(ちゅうちょ)します。これは安全装置が働くからです。一種の警戒心です。思っていたような状況でないならば、手足がすくんでしまいます。

 試験なんかも同じことです。「これ何。どうゆうこと?」と頭をかしげている内に時間はどんどん経過していきます。10問あれば、ざっと見て、出来る問題から回答していけ、と言われるが、5問くらいに回答を書いて、あと10分ですと試験監督から追い打ちをかけられると、もう、考える力が抜けてしまいます。もうだめか、こうなると私は鉛筆を転がします。考えても、分からないし、時間もないのであれば、一か八かの籤引きに頼るしかない。これで人生を送ってきました。浪人もせずに大学に進学できたし、資格試験にも合格してきた。しかし、鉛筆を転がし、処理してきたという負い目があるから、真の実力となると、ビビってしまいます。

 理数関係の人は、回答よりも答えの導き方を重視しているようです。答えがあっていても、偶然ということがありますので、思考の過程を見ているようです。これが正しいと思います。回答のイメージをどのように描いているか、これをしっかりと把握している先生に出会えるかどうかにあると思います。人生で、師と思える人に出会えるかどうか。これが分かれ目かもしれません。




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