Nicotto Town



変節漢の万世かつサンド考


転向や変節というのは大切です。一瞬にして態度を変える。迷いなし。
ゆえに、シウマイ弁当絶対王政論者である私が地元の駅弁大会におきまして、
万世のかつサンドをついフラフラと購入してしまうことも許されるのです。

他にも美味しいかつサンドは山とありますけど、これは懐古系の味が楽しみ。
幼い頃、親戚が遊びに来るときに買ってきてくれた思い出もぼんやりとよぎる。
たいめんけん等も有名ですが、選んでしまうのは関東者好みのソースのせいかも。

品のある味ではないと思う。だが日常の味でもない。厚いとんかつは少々贅沢品。
庶民が時々背伸びして、無理なく楽しめる味。下町的でもあります。
キャベツを入れないというのは見識かもしれない。カツとパンとソース、それで宜しい。

肉の万世、じつは入った覚えがありません。
アキバによく出かけたころは、電気街巡りで忙しいからメシ食う時間が勿体なかったので。
その意味でも一種の憧憬が具現化してる気もする。

横浜にも名店はあるし、かつサンドを名物としてる店も多々あります。
でも万世みたいな、軽みの中にそこはかとなく漂う凄みってのはないんですよ。
少々お高くとまって偉そうなカツサンドになってる気がするなー。かつ、でなくカツ。

うーむ、仕方ない。万世は認めてやってもよかろう。特別法による救済措置だ。
シウマイ弁当至上派による歴史的な和解、英断というべきだ。これは一大事。
もう一度出かけてあと一つ買ってこようかしら。2切れしか食べてないんだもの。

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