Nicotto Town


銀色羽毛のblog


カレンダー難民 前篇

我が家のわんこは、この春のお誕生日を迎えると19歳になるお爺ちゃんです。
ただし、野良さんの生んだ仔を(人間が勝手に)うちの子にしましたので、
正確なお誕生の月日を知る者は居ません。

わんこはずっとかくしゃくとしていたのですが、
昨年の1月のとても冷え込んだ日、とうとう倒れてしまいました。
ついその前日まで、元気にお散歩していたというのに。
看病の末、一命は取り止めましたが、
後ろ足が立たなくなり、身体も歪んでしまいました。

自分でお水や餌のある場所まで移動出来ないので
口元に持っていってやる必要がありますし、
普段寝そべっている場所では用を足したがらないので、
「催してきたよ」と訴えたら、しかるべき場所に運んでやって、
済んだら元の場所に戻して後始末をしなくてはいけません。
飲み食いするのも、用を足すのも寝そべったままです。
じたばたして姿勢を自分で変えることはまだ可能ですので
褥瘡の出来る心配は当分無さそうですが、
じたばたした結果、自分の身体で自分の脚を敷いてしまって踏ん張れなくなった等、
辛い姿勢になったままで身動きが取れなくなり、助けを呼ぶこともあります。

現在は耳も聞こえないし、目も白濁してほとんど見えてないようですが、
鼻はきちんと利いていますし、基本的に身体自体は健康で、
今日も元気に介護生活が続いています。
訴え方で何をして欲しいのかすぐ判るときもあれば、
思いつく限りのことをしても鳴き止まないときもあります。

真夜中に鳴き続けられると困りますので、母と分担して不寝番をします。
母もわたしも、もうずいぶん長い間、慢性的寝不足の状態が続いています。


さて、今の老わんこは我が家で買う2匹目君で、
初めてわんこを飼い始めたときから通算すると、四半世紀をゆうに超えます。
その間、ずっと同じ獣医さんにお世話になっています。

獣医さんは患畜の飼い主さんに毎年、壁掛けカレンダーを下さいます。
にゃんこの飼い主さんには仔猫の、わんこの飼い主さんには仔犬の、だそうです。
我が家が貰ってくる仔犬の壁掛けカレンダーは、ずーっと、
わたしが貰って自室に掛けていました。

昨年、母は、倒れた後のわんこに狂犬病の予防接種を受けさせませんでした。
確かに、もう、
他のわんこと交流するのは無理なような気がしますが、いいのかしらん?
すると、今年分の仔犬の壁掛けカレンダーは頂けませんでした。
なるほど~、そういった基準で、ご挨拶に配るカレンダーを準備されるのですね。

さて、どうしましょう?
来年(←貰えないことが判明した時点で)の自室のカレンダーが有りません。


このお話は「カレンダー難民 後篇」へと続きます。
前半と後半で、明らかにお話のカテゴリが違ってきますので、
それぞれに分けた方がいいかな、と思いまして。
け……決して、
0時を回る前に到底書き上がりそうにないから、だけじゃないんだからねっ!





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