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速水猛のブログ アルカディア「Ἀρκαδία 」


ガウチョ気質


19世紀後半以降、職業、社会階層としてのガウチョは消滅したが、それでも現在のアルゼンチン人、ウルグアイ人とブラジル南部のリオグランデ・ド・スル州の住民が誇りをこめてガウチョ(ポルトガル語ではガウーショ)を自称する。アルゼンチンで「とてもガウチョだ」と言えば、寛大で、他人のために自己犠牲を惜しまない人のことになるし、「ガウチョらしく振舞う」といえば自己を犠牲にしても他人のために尽くす人という意味になり、「ガウチョの言葉」といえば、それは「武士の一言」を意味する。旅行者や在住者がしばしば口にする、アルゼンチンとウルグアイにおける強烈な個人主義はガウチョから来ているとも言われる。タンゴの楽曲に「ガウチョの嘆き」があり、強い嫉妬をいだくガウチョが登場する歌詞がついてある。

日本のマスコミではガウチョを職業と混同することが多いが、職業としての牛飼いはバケーロ、牛飼いに限らず農業に従事する雇い人はペオンとよばれる。

 

 

ここでいう、ガウチョ気質というのは、日本でいえば、昔の侍、アメリカでいえば、テキサスなどの西部人と似たように感じる、俺の理想像としての男とは

細かいことにこだわらない、世間体より、己の戒律を優先する、誇り高き男であるということも言える





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