脳活日誌688号
- カテゴリ:日記
- 2017/01/10 11:35:15
恵比須神社の祭り。
家の前の電柱に恵比須神社の赤い幟旗が立てられている。今日はいい天気なので神社にお参りする人が多いだろう。商売をしていた頃は、事務所のあった近くの神社に出掛けたものだが、押すな押すなの大盛況の中でのお参りであった。正面の賽銭箱に近づくのも大変で押されるものだから足が宙に浮いている時もあった。この熱気というか、願い心の強さが景気を呼ぶのであろう。
豊作祈願、商売繁盛、幸運招来など頼み事は多い。もともと、神社は農業を土台にした社会生活から生まれたものである。稲の種を何時頃から植えたらいいのか、今年の作柄は豊作なのかどうか。神社の神主が氏子と共に神にお伺いをたてた。各地の神社には豊作を祈願して、いわゆる奇祭と称される行事まで行われている。これらは春の種蒔きから秋の収穫までの長い期間、害虫や風水害の被害などを、いかに克服していくかという生活の命運のかかった行事であったわけである。
最近はどうだろう。SNS社会の到来で昔の農業にまつわる行事などに関心を抱く人も少なくなってきた。豊年満作の笹を飾っている家も減って来た。今やネット神社の時代である。わざわざ出かけなくても、スマホでネット神社に願い事を頼んだり、ネットでお御籤を引いたり、手書きの絵馬をネットで送信したりできる時代が来ているようだ。こんな事態も不思議でない。ネット社会のネット神社なら神社庁にも行政にも申請が必要ないかもしれない。神社に行かなくても、ネット神社で交通安全のお守りを電子貨幣で買い求める時代なのだろう。ネットは一種の幻覚夢なのかもしれない。無い物でもあると思える夢うつつ。実物を見て、腰抜かす。
私もまだ、初詣行ってないですけれど・・・
でもやっぱり、自分の足を運んでお参りしたいって思います。
・・・直接行って、おみくじが自動販売機だったりしたら残念ですけれどね・・・(>_<)