私達の範囲
- カテゴリ:30代以上
- 2016/11/04 01:20:21
夏頃のブログで、ハマってたドラマ『HOPE』の事を書いたんですが、
あれからその熱が加速して、原作のほうの韓国ドラマ『未生(ミセン)』全34話を見て
それでも飽き足らず、そのまた原作の韓国の漫画までレンタルして読みました(^-^
『HOPE』だけ見てた時には色々不自然に感じたシーンも
韓国版のドラマを見ると、ああそういう意味だったのかと納得する部分が多かったです。
例えば日本版で主人公が会社の上層部を前にプレゼンするシーンがあるんです。
最後に専務が主人公に聞くんです。
「君は何故この提案をしたんだい?」と。
主人公は答えます。
「それは我が社だからです!」 「我が社だから出来ると思ったんです!!」
専務たち「そうか…我が社だからか。そうか~ ワッハッハ」
へぇ?
なんじゃ、そのオチ? よ~~~分からん。
ずっとそう思ってたんですが、『未生』を見てやっと分かりました。
韓国では「自分達の~・私達の~」という言葉で「ウリ」というのがあるんです。
「ウリ」が何よりも大切。
それを「ウリ文化」とも呼ぶそうで…。
主人公はかつて囲碁の世界に生きていて、そこで挫折して
一般企業に入社してきます。
ずっと孤独な世界で生きてきて一人で戦ってきた青年が
心から求めてきたものが「ウリ(私達)」という言葉・世界観だったんですね。
彼だけでなく韓国の文化は、この「ウリ」という概念が
多くを占めているような気がします。
韓国社会では誰か親戚に一人でも成功者が出ると、これはもう個人の成功ではなく
「ウリ(我々親族みんな)の成功」となってしまうらしい。
そしてその文化こそが、様々な不正や汚職の温床にもなるのだろうな、と。
昨今のあの国を騒がすニュースを見ていて、そんな感想を持ちました。
きっと誰でも多少の差はあれ、そういう部分はあるでしょう。
そしてそれは悪い事ばかりではなく、一種の団結力や推進力も生むだろうし。
問題は多分「ウリ」の範囲なんだと思います。
一族郎党だけが「私達」なのか、友達までか、
自分の会社や地域社会にまで拡がるのか、
いやいやもっと、それは国家なのか、
それどころか世界中、この地球すべてが「私達」なのか…
目線が内向きになってきていると言われている今だからこそ、
私達一人一人が、その「私達」の示す範囲を
もう1度自分に問いかけてみる時期にきているのかもしれない、
そんなことを思いました。
韓国は30年、中国は60年ですかー
その2国の30年後、60年後を見てみたい気がします^^
確かに韓国はなんか想像できるけど、中国に関しては
どうなっているのか全く予想ができないですね。
あ、でも北朝鮮も想像できないから、必然的に韓国も予想できない。
結局どこも全く分からないって気がしてきたw
奥ゆかしい、とか内面的とかは、ここで私が縁さんに持ってるイメージ
そのまんまですね~~(#^.^#)
ヤマトナデシコ的な感じがします。
韓国はわりと日本と比べて感情表現が激しいですよね。
それがどうとかではなく、昨今のデモ行進とか見てると
それはそれで羨ましくもあります。一人一人が行動に移しているようなところが、ね。
私もアメリカのあのノリにイマイチついていけません(^-^;ww
でもアメリカで生まれたら、ああいうノリの人間になっていただろうな~と思いますw
わたしはハマらなかったのですが、冬ソナがハマったのは、
まさに昭和を生きた人々だったように思います。
その国その国の文化があるから、一概には言えませんが、
わたしは日本の文化(奥ゆかしい、内面的)が結構好きなので、
何でもOPENなアメリカなどは、ちょっと好きになれません。。
的がずれたコメントだったらごめんなさい><