古い唄
- カテゴリ:30代以上
- 2016/08/09 19:37:49
お七夜に
まいらりょか
紅強飯を蒸して
衣をきて
お宮さん
きっと
この児をおまもりください
今ではもういない祖母が良く口ずさんでいた唄、
あんまり変な唄なので子供心に祖母が作った唄かと思ってました。
他にも風変わりな数え唄をいくつも口ずさんでいました、
私は祖母と祖父と一緒にいる時間が多かったこともあり、
今でも脳裏に焼き付いている。
この季節には自然に何をやる時でも、この歌を口ずさんでしまう。
姉が白地に紺の音符模様の服地を祖母から買ってもらい、
どうしても帰りに着て帰ると言って駄々をこねてた夏の日を思い出す。
生地をよこぎる五線譜がしゃれていたのを覚えてる。
私はと言えば飛行機模様のシャツを買ってもらったその頃は、
あまりオシャレに興味もなくて結局そのシャツは袖を通さないままだった。
今思えば祖母と祖父はとってもオシャレで、
特に祖母は着物ばかり着ていた。
古典的な柄というイメージではなくて、
今風の幾何学模様のような柄が今でも思い出す。
それとよく言う口癖があった「せぇんぎな」である、
意味はたしかくたびれたとか大変だったとかだと覚えてる。
仏様のことなどものんの様と云う、
東京生まれではない祖母の言葉は私には新鮮に聞こえたものだ。
街中でそんな言葉を耳にすると、
私は今でも思わず振り返って祖父の姿を探してしまう。
お盆の時期ですね。
地元では旧盆中 夏祭りです!
迎え火と共に賑やかな 神輿祭りが当たり前でした。
亡き父との思い出が詰まってます。
三十三回忌も、とうに過ぎました。
今年も、お盆に帰ることない地元です。
保育園で のの様の歌があって、今でも 忘れずに覚えています。