Nicotto Town



老人と孫


居間を通りかかると


姫様が、だらしなく足を投げ出して、テレビを見ていた

そばでは、父 -姫様から見れば祖父- がテーブルに向かい、何やら書類らしきものを書いている

開け放した窓からは、蝉の声

けだるい、夏の朝の風景


(お仕事の無い人は良いわね)

そんなことを思いながら、通り過ぎようとした時

父が、誰にとも無く言った

「“しま”という字はどう書いたのだったかな」

だらけた恰好のまま、姫様が答える

「“鳥”の足が山になったやつだよ」

「ああそうか」

「うん、そうだよ」

「“鳥”の下の点は足だったのか。だから四つなんだな」

独り言のように言う父

「そうなんじゃない?」

だるそうな声で答える姫様


・・・

鳥の足は二本だろっっっっ!

突っ込んでやりたかったけれど

この空気に飲み込まれると、お仕事に行く気がなくなりそうなのでやめておいた


(#^.^#)



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2016/08/22 17:17
ブログ広場からちょこっとお邪魔してます
思わず吹き出してしまったのでコメ書いちゃいました(失礼^^;)

お祖父さんとお孫さんは時間の流れ方が違うようですね?(笑)
~ゆサンの慌ただしい毎日に一服の清涼剤があるようで
なんだかうらやましい感じもします^^
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2016/08/11 19:17
めぷちん♪さん

こんばんは

でもさ
会社はお休みがあるけど
主婦にはお休みがないものね
しかも、朝起きてから寝るまで、ずっとだし
主婦のお仕事がどれほど大変か
男の人は、本当にそのことがわかってないよね

(#^.^#)
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2016/08/11 19:02
今晩は~♪

あはは…w

私もよく夫に『ゴロゴロしてないで働けよっ!』と
言われてー泣いてます。




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