何を勘違いしているんでしょうか、某弱小博物館。
わたしたちNPO法人学術団体は、
確かに海洋生物や、動植物、化石、岩石、鉱物を無償で手配いたしますが、
何も、わざわざ「ご献上いたしますので、どうぞお納めくださいませ。ははー」と言っているわけではありません。

あんたんとこが、「2週間で、できるだけオオヤドカリを集めてくれ」というから、
せっせと収集ルートを使って、お希望のオオヤドカリを集めたのではありませんか。
その数、全部で100匹にもなるでしょうか。

それなのに、この某弱小博物館は、
「あと４日、活かしておいてくれ！」
そんなこと、できませんよ。
「じゃ、今回はいらない」
え！？どーすんのよ！このヤドカリ！
大至急、お膝元の県立自然博物館に引き取ってもらいました。

で、その4日後の2度目は、なんと連絡が着かない・・・
留守番電話に「オオヤドカリ、入ってます」と伝言しても、返信無し。
夕方になって、仕方がないのでまた県立自然博物館に持って行きました。
で、事務所に帰ったころに「いまから、取りに行きます」って、
遅いわ！今頃！

極めつけは、昨日です。
ご要望の「2週間以内に」というタイムリミットでもあったので、
莫大な数のオオヤドカリを回収してきました。

あんた、こんなこと，言いたかありませんが、
週末、どれだけ「会員制海洋レジャークラブ」が忙しいと思ってんの？
その中をかいくぐって集めて来たオオヤドカリですよ。
なんとか、そちら様のご要望にお応えしようと頑張ったんです。
連絡すると、少し躊躇していましたが、今回は来る！というではありませんか。
やったら、出来る子なんでしょ？
しかも、これで3度目ですよ。
仏の顔も、3度までですよ。
これ、潰したら次はないわな。
だけど、どう頑張っても7時になると言うので、
こちらもかなり疲れていましたが、待ちましょうと返事をしました。

っそーれーなーのーにー！

ギリギリになって、
「7月8月は、行事がいっぱいあっていけないんですよ！」
おい。
お前、何をトチ狂っておるのだ。
お前が最初に「2週間で！」って言ったんだろ―が。
今日だって、初めは「来る！」って言ったんだろ―が。
こっちは残業して待ってるんだよ。
何を逆ギレしてやがるんだっ！この若造めがっ！・・・と、いいたいところを、
教育機関関係者には、めったなことでは切れないはなちゃんです。

だいたい教育関係というのは、
叱ることには慣れているが、叱られることには全然耐性がありません。

「そうですか、分かりました♪」と慇懃無礼なほど丁寧に了承し、
突然、行き先を失った大量のオオヤドカリを、またしても、
県立自然博物館に、回収してもらいました。
今年の県立自然博物館のオオヤドカリは、全部うちのだかんね。

だけど。
某弱小博物館さん、
あんたんとこには、もう何もやらない。
生きている資料（オオヤドカリ）をなんだと思っているんですか。
え？タダで貰ったもんだから、死んでもいいだろう？とでも思ってるの？
うちは、この海生生物収集ルートを、
あんたんとこの不始末で潰すわけにはいかないんですよ。
当然、オオヤドカリの採集にご協力してくださった漁師さんには、
薄謝ながら、ちゃんとお礼を差し上げているんですよ。
それを、このバカたれ弱小博物館学芸員は、
「頂いたんでしょ？」とぬかしよりましたぜ、だんな。
海で生計を立てている漁師が、
金にもならんヤドカリを、わざわざ生け簀に入れて、
港まで持って帰ってくるとでも思ってんの？
下手したら、同じ生け簀の売り物の魚が傷つくかも知れないんですよ。
そんなリスクを、タダで冒してくるとでも思ってんですか、
象牙の塔の世間知らずにも、ほどがありますな～。

うちのNPO法人学術団体は、
そういう薄謝御礼は、ちゃんと予算計上してあるんですよ。
こちらから出す研究資料（オオヤドカリ）は、ぜんぶ無償で差し上げています。
それもこれも予算の少ない博物館の、少しでもお役に立てばと思うからです。
それをハナから「どうせ、頂いたんでしょ？」と言われては、
フツーなら、ブラックはなちゃんの総攻撃を受けても文句は言えないところです。

横で、電話の受け答えを聞いていた鈴ちゃんが、
よく怒らないなあ～♪と感心していました。

え？怒らないとでも、思ってんの？
怒ってますよぉ～♪
NPO法人の全幹事メール（博物館及び教育関係施設）に、
これまでの顛末を、もうすでに書き込んでいます。
1回目の不始末、2回目の不手際、
そしてこの3回目の逆ギレ騒動を昨日、丁寧に報告文書で挙げておきました。
今日は、博物館はお休みですから、
明日の定例会議で、しっかり館長に叱られてきなさい。

あんたんとこには、2度と資料は送りません。
自分で潜って採ってきな。