「しあわせの・・・」
- カテゴリ:30代以上
- 2016/06/16 19:46:34
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今日は学校の遠足。
高台の公園まで、みんなで登ります。
「わっせ、わっせ。ほら、ゆい、もう少しだから頑張って」
疲れてべたべた歩くゆいちゃんの手を引きながら、まみちゃんが言います。
「お腹減って歩けないよ~」
ゆいちゃんはもう半べそです。
「上に着いたらお弁当だからもう少し・・・ってあれなんだろう?」
まみちゃんが指さす先には、「四阿↑」と、書かれた看板がありました。
「しあ?」
「かな~?」
「しあってなに?」
「なんだろ?行ってみよ」
不思議なもの大好きな二人は、へばっているのも忘れたように、手をつないで駆け出しました。
二人がたどり着いた先には、小さなお屋根のついたベンチがありました。
「これが、しあ?」
「そうなんじゃない?」
「ただのベンチだよね~」
「蛇が「シァー」って出てくるのかもよ」
「え~。それはやだなあ」
そう言いながらも、蛇はそれほど嫌いでもないゆいちゃん
疲れも手伝ってか、「よっこいしょっ」と、ベンチに腰掛けます。
「あ、もうお弁当広げてるし」
「だって着いたらお弁当だって言ったも~ん」
しあわせそうな顔でおにぎりを取り出すゆいちゃんに
「しょうがないな~、ゆいは」
半ばあきれた顔で、半ば笑いながら、まみちゃんもおにぎりを取り出します。
眼下に広がる街並み。
遠くに見える海。
おにぎりを頬張り、笑い合う二人の頬を、初夏の風が通り過ぎます。
「そうか。わっせわっせって登るとしあわせが待ってるから『しあ』って言うんだよ、きっと」
「でも、車で来てる人もいるよ?」
「車もわっせわっせっていうじゃない?この前お山に行った時、お父さんの車大変そうだったよ」
「そっか。じゃあ、みんなしあわせなんだね」
おしまい
東屋完成~おめでとうございます^^
私は、40個買って、1つもメガらないので、諦めてしまいました。
きっといつもより大変だったでしょう…
お疲れ様です^^
まみ&ゆいちゃんって~可愛いね^^
娘が欲しかったので…羨ましいな^^
私に妹がいますが…私がお兄ちゃんみたいなお姉ちゃんだったのでw
こんな可愛い会話は、無かったです~w
(妹の口癖は、『ああぁ…お姉ちゃんが欲しい~。』でしたw
ようやく念願の東屋が完成致しました。
いつもお水を下さる皆様、本当にありがとうございました。
記念に、久しぶりに「まみゆい話」を書いてみましたが
このお話
思いっきり元ネタがあります。
まあ
元になった思い出は、こんなに良いもんじゃありませんが(笑
(#^.^#)