Nicotto Town



タマにハマる。


タマ、と書いてみましたが、何を連想するのかしら。
ネコの名前か、スポーツか、いやいや女遊びか。……どれでもありません。
正解は『真空管』、絶滅危惧種の古代の増幅素子とその音にハマってしまいました。

楽器用のアンプが激安なのでオークションに手を出してしまい、
先日は九州から40年前のアンプを取り寄せました。これが真空管使用機。
鳴らしてすぐ思った。ああこの音だ。24時間聞いても飽きないのはこの音だ。

ポータブル電蓄、真空管ラジオで音楽と出会った世代です。
AM放送の如くレンジの狭い音が当たり前、クリアさがない。音が団子になっている。
でも、音楽に『潜り込むように』耳を傾けたのは、この音質あればこそでしょう。

電源を入れてから実際に音がでるまでに10分以上かかる。
ブーンというノイズは常に、音量を上げるとサーというノイズが。
電源を落としたらしばらくは動かさない。コレです。コレなんです。

金はなかったが時間にゆとりのあったあの時代の娯楽とはこういうものでした。
遠足の前夜がワクワクを倍加させたみたいに、準備段階と不便さが音楽を演出する。
スイッチ・クリック一つでクリアな音が流れ出す現代の音楽鑑賞が失ったもの。

毎晩弾いている。うーん、素晴らしい。これがエレキギターの音である。
機材が発する熱や独特の匂いもヨロシイ。アンプが生きているって感じがする。
ああ、これで音楽を聴きたい。押し入れに眠るレコード群を引っ張り出したい。

いつかタマにはハマることになるだろうという予感があったが、遂にその日が来た。
もう一台ギターアンプ買うか。いやオーディオ用を買おうか。いっそ作ろうか。
移動の合間をぬって物色中。たまにはタマも、いいものです。

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2016/05/14 23:06
>ヘルミーナさん

そうなんです、コンデンサを大きくしたいというのは自作の醍醐味なのです。
デカイと電源系が安定してノイズが減り、音声ラインだと音質が太くなる。ついやってしまう。
ところが色々問題が出まして深みに嵌るのです。現在専門店にデカイのを4本発注してるのです。
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2016/05/14 23:03
>ラムセス2世さん

ニャンコも好きです。デレない野良さんは特にスキ。ただ我が家の庭は小鳥帝国なので追い出しますが。
真空管のラジオ、電蓄というのは儀式がさまざまございました。暖まるまで動かないというのが生き物っぽい。
この儀式を復活させたくてたまらないわけです。邪教の信者みたいな気分。
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2016/05/14 12:47
オーディオ用の真空管自作アンプなんていいですね!
ジャズやクラシックに似合いそう。

わたしははんだづけをするだけの自作キットなんですが、
ヘッドフォンアンプは大きめのコンデンサーを搭載した自作ものです。
それに普段はAKGのヘッドフォンをつないで音楽リスニングやゲームをやってます♬
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2016/05/14 12:41
小鳥さんに加えてにゃんこにも・・・と、
思ってしまいました(^_^;)

私が音楽に興味を持った頃はすでにトランジスタラジオの時代。
真空管ラジオは中古なら割と手に入れやすかった状況だったと思います。
レコードの販売もじわじわ復活してきているとも聞きました。
ざまざまなバリエーションを楽しめる時代になりつつあるのかな♪



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