霧雨
- カテゴリ:30代以上
- 2016/05/10 21:49:39
中庭のテーブルが霧雨で洗われてる、
椅子は庇に隠れてる。
私は本を持ち、その椅子に腰かけた。
天体の本だ、月食について。
頭の中に宇宙をこさえて、
太陽や地球や月をおいてみる。
霧雨にサンダル履きの私の足が洗われてる、
ついに本を読んでいる気分じゃなくなった。
テーブルも庇の内側に避難させて、
コーヒーを持ってきて白い花を置いてみた。
そのまま頭を動かさないで目線を動かした、
夕方がきそうだった。
パラパラと雨が本降りに、
本を閉じながらあの人のことを考えた。
この当たり前の動作のようにあの人が私のこと、
思い出してくれたらいいのに。
そんなアンニュイな黄昏時。
向こうも思ってくれないものかなと
思うことあるな
二人で見る雨
雨の温度がちがってくるね
雨の日もいいかなって思えるのが不思議w
霧雨が髪をチリチリにする
ン〜〜〜
鬱陶しいさが
悲しいくらいに懐かしさを運んでくる。
こんな雨降りな日の黄昏時は、特にね~~~*^^*