昨日のブログに、びっくりされた方へ
- カテゴリ:日記
- 2016/05/04 09:19:55
昨日のブログ『ま、しょうがないんだけど・・・。』の中で、
「私から言わせてもらうと、GWの北アルプスは、クランポン(アイゼン)・ピオレ(ピッケル)ワークがしっかりして、滑落停止技術が出来れば、
天候を見極め、穏やかな日に登るのは、四季の中で一番登りやすいんです。プロの意見を聞いてから、コメントして下さい!ヽ(`Д´)ノ」
と書かれていた事に、かなりビックリされた方が多かったと思います。
勿論、山なんて、小中学生の時の「林間学校」の時しか登ってないや。って人は絶対無理です。
実は、GW中の北アルプスは、大勢の登山客が殺到していて、なんと!ほとんどの谷沿いの登山ルートは、
ステップ(階段)状に、なっているのです!つまり、高いビルを階段で登って行くようなもので、
日差しは強いのですが、空気は冷たく、涼しく、快適に登れるのです。天気が良ければ。
※ 日差しはかなり強いです。スキー場での照り返しなど比じゃ、アリマセン。ここで1ヶ月位過ごすと、日本人に見えないくらい、やけてしまいます。(私が過ごしていた当時、SPF40の日焼け止めクリームしか、なかった・・・)
あとは、尾根沿い・山頂付近の岩と雪のミックスの場所と急な下り道さえ、気をつけてさえいれば、とても安全に登れます。
ちなみに、北穂高岳の北穂沢・インゼル(島・中州を意味するドイツ語。ここでは北穂沢を二分する岩稜帯)付近は、傾斜40°を超える急斜面が約700m程続きまして、ここを下る時は、かなり、ビビります。(奈落の底へ降りて行くの表現は決してオーバーではない。)
なのですが、この恐怖心に打ち勝ち、雪山でのテクニック・グリセード(登山靴の踵を使って、ピオレを身体の横後方の雪面につけてバランスを取って、踵でスピードをコントロールしながら斜面を滑り降りる。もちろん登ってくる登山者がいたらダメだけどね。)で、降りると、
夏場での下りコースタイムは1時間40分が、なんと30分程度で北穂高岳から涸沢まで下りてくることが出来ます。(登山者が全くいなければ、15分!)ちなみに、上りは2時間40分が1時間30分位です。
あっ!\(◎o◎)/!脱線しすぎました!閑話休題。
つまり、簡単に登れるではなく、経験を積んだ人が、夏場の北アルプス登山の様に、
足元をよくよく注意したり、岩場の鎖場に頼ったりせずに、楽に登れるってことなのです。(・・。)ゞ テヘ
私も冬はまだまだ実力不足です。
山はというか、自然は一瞬が命取りなので
できれば余力をもち謙虚に自然に挑みたいですね。
前略~ 山屋(山登り)の世界では、冬の剱岳・谷川のバリエーションルート、
とか、国内の難易度の高い場所のロッククライミングを克服しない限りは、経験と体力がモノを言います。
ただ、夏の富士登山だけは、別なのです。
大昔からの富士講の影響ですかね?富士登山(富士詣)を安易に考えて登る方が多いんです。時間とお金をかければ誰でも登れます。(つまり、疲れたら山小屋に泊まり、簡易酸素ボンベを吸う。)
驚くかと思いますが、実は高山病は標高600mでも、症状が出る方がいます。その上、独立峰ゆえの急激な天候の悪化。ほとんどの登山道は森林限界を超えているので、
天気が良い時、その日差しを遮る場所が山小屋以外に無い事。そして、大勢の登山客が山小屋に宿泊するので、神経質な人は寝不足に・・・。
ホントは夏とは言え、富士山はとても、危険な山なんですね。雷が来ても避けるとこ無いし。
で、『多分北アルプス登山を高尾山や筑波山への遠足と同程度にしか考えてないのでしょう。』と、ありますが、
そんな人が山登りに来ても、バスで来れる上高地(標高1500m位)から歩いたら、せいぜい横尾山荘(標高1620mちなみに上高地から11k程コースタイム3時間半)まで、頑張っても、本谷橋付近(雪で埋まってます。標高1800m。上高地から12.5k程コースタイム5時間超え)くらいまで。
今年、穂高連峰で遭難された方々の遭難地のはるかに下です。自然がブロックします。いや、横尾山荘の従業員が、止めます。
山は天候のいい時でも、優しくはアリマセン。
※ 山屋が山登るときにカネが物言う時は、ヒマラヤのジャイアンツ(8000m峰)とか、それに準ずる山を登る時ぐらいです。三浦雄一郎氏のエベレスト登頂に掛かった費用は1億5000万円だそうです。
よく朝の通勤電車の中でゲハゲハ大騒ぎして嫌がられてたり
「うるせぇババァ!」と怒鳴られたりしてます・・・。
そんな連中の行先が山なんですよね。
まず、電車の中での心構えからしてなめていると思います。
多分北アルプス登山を高尾山や筑波山への遠足と同程度にしか考えてないのでしょう。
ただ、高尾山もなめてかかると怪我しますし、筑波山も裏筑波は結構きているそうです。
ただ見た目だけは一丁前、しかし資料は買わずに図書館でタダで借りる。
そんな詰めの甘さが事故の元でしょうか・・・。
私も登山経験0なのであくまでも推測ですが、そんな団塊連中が観光気分で登山するんですかねぇ。
TVで富士登山へ無装備、五合目に観光に来る延長程度で来るのを観ましたが・・・。
ブームと言えば、うちの趣味(鉄道趣味)も冬の時代から見つめてきて、嫌な世界になりました。
カネにモノを言わせて好き勝手やってるのは団塊連中。グリーン車で酒盛りやって馬鹿騒ぎ。
そんな下品な客は普通車の自由席に行ってほしいです。
また莫大な旅費でおなじみ「ななつ星」「カシオペア」なんて成金・金満の団塊連中の集金列車。
昔、ブルートレインを「ブルトレ」と呼びましたが、今や「ブルジョアトレイン」の略称でしょうかw
もしかしたら山でもこんなカネにモノを言わせた連中が好き勝手やった挙句、遭難・死亡なのですかね?
登山の経験もないので・・良く分からないのですが・・
素人の話ではないというのは・・理解できましたので・・(* ̄m ̄)ぷぷぷ
経験があっても・・自然の前では・・より謙虚であることが大事なのかと・・。