現住所と離れた場所での葬儀 2
- カテゴリ:日記
- 2016/05/01 11:40:11
走り出してすぐに姉が「窓がしまらない」と言うのです。
日中、日差しが強かったので運転席と助手席の窓を少しずつ開けておいたのです。
夕立があった為、室内はひんやりしていました(車内は濡れていなかったです)。
運転席の窓はしまったのですが、助手席はロックがかかってしまい閉まりません。
去年の11月に買った車なので、細かい操作は私もまだ理解していないのですが
「このスイッチかなぁ」と思ったボタンを押してもロック解除が出来ず…。
諦めて助手席の窓が少し開いた状態で走り続けました。
道のりの半分ほどまで来た時。
そろそろ左折する場所なのですが、カーナビを見えるとずっと手前を走っている
表示になっているんです。
でも…私の記憶では少し行くと左折する道にでるんですよ…ね。
昼間みる風景とかなり違って見える為、私の勘違いなのかなぁ…
おかしいなぁと思いながら、一度だしたウィンーカーを戻し直進しました。
と…。
本来は曲がるはずだった道を過ぎて思いました。
「やっぱり今の道を曲がるんだった…」と。
仕方なく暫く走ってから左折して、非常停止ボタンを押して車から降り
後ろを走って来て下さった業者さんに事情を話、前を走っていただくことに。
この辺りまでくればわかるのではと思ったのと、自信がなくなってしまったから
なんですが…。
でも…。
おかしいなぁ。
カーナビなんて触ってない(触れた記憶は全くない)のに。
(でも、自分はそう思っていても窓もカーナビもどこかで触っていたのかもしれませんが)
その時、ふと…以前二コタのお友達で、本来曲がるべき道がどうしても見当たらず
何度か同じ道を走って曲がるべき道を探したというお話を思い出しました。
なんだか…ね。
なんだか、ですよ。
その後、業者さんも多少迷ったり遠回りをしたりしながらセレモニーホールに到着。
降りるなり改めて業者の方にお詫びすると、逆に遠回りの道を走ってしまったことを
謝られてしまいました。
「きっと母がいたずらしたのだと思います。
ちょっと長めのドライブを楽しみたかったのだと思います。
ですから気になさらないで下さい。
私の方こそご迷惑をおかけしました」
とお伝えしました。
母の遺体を安置室へ運んでいただき、業者さんは帰って行かれました。
セれもにーホールの方が安置室を整えて下さり、お線香をあげることができました。
その後、隣の家族葬ホールに移り、明日に打ち合わせに伺うことを決め
姉とホールを出て車の側までくると、車内灯が点いているんです。
「私…車内灯、点けてないよねっ!?」
と、自問自答。
『お母さん…。いたずらした?』
そう思いながら車を走らせました。
帰宅後、主人に窓が閉まらないことを話し、見てもらいました。
私も押したはずのボタンを押しながら「ここが解除ボタンのはずだから」
と言って押すと窓がしまりました。
カーナビの話もしました。
「お母さんにいたずらされちゃったのかなぁ。そんなことするようなことをする
ような性格じゃなかったんだけどなぁ…」
と。
不謹慎ながら、ちょっと笑ってしまいました。
翌日から必要な書類の提出など、 バタバタしながらも手続きを進めました。
まずは死亡届。
市役所から出せるのですが、区役所へ確認する時間が結構かかり
1時間以上待ちました。
区役所での確認が取れると市役所から必要書類が受け取れます。
それを持ってセレモニーホールの担当者の元を訪ね、一連の流れでやっていきます。
そうそう…。
火葬許可証ですが、今回 喪主は姉ですから姉の住所で書類を書き手続きを
進めようとしましたが、亡き母の現住所は姉のマンションですから
どちらも墨田区になります。
その場合、市内で火葬する許可がおりないと言うのです。
困った…ここから東京まで更に搬送する方法しかかいのか…。
そう考えていると、市役所の職員の方が
「他に身内の方…は?市内に住所がある方は?妹さんはどこにお住まい?」
と聞いて下さったので市内在住で現住所も同じだとお伝えすると
「それなら火葬申請者を妹さんで出してもらえれば火葬許可はおります」
と教えて下さったので胸を撫で下ろしました。
現住所が墨田区にあるため、ある部分はそちらで手続きが必要で
また、ある部分は本籍のある足立区役所での手続きが必要となります。
その為、一旦 姉には東京へ帰ってもらい必要な手続き(母の除票など)を
済ませて再度こちらに書類を持って戻ってきてもらいました。
母が亡くなったことで始めて一連の手続きを姉と手分けして行っていますが
現住所と離れた場所で亡くなった場合、その上 亡くなった地に身内が済んで
いなかった場合は火葬がその地で行えないなど様々なことを知ることが出来ました。
住んでいた場所で亡くなるのが一連の手続きを行う上でもスムーズに
いくのでしょうが、このご時世ですから我が家のケースは決して珍しくないと
思います。
父親には母親の分まで長生きしてほしいと思いますが、いずれはあることですから
今回の流れを書き留めて慌てないようにしたいと思います。
初めてのことだったので慌てました^^;
勉強になったことは一連の流れ、全てです。
カーナビには確かに通ったという印(白い点)がありました。
ただ…本来、車が走っている場所よりもずっと手前の位置に車の位置を示す印がありました。
それが不思議で…^^;
でも、最後に母とのドライブが長めに楽しめたので良かったと思っています^^
うんうん、そうなんですよね・・・。
死亡した本人の住民票の住所でないと、火葬許可が、スムーズに下りないことは、
未だに変わらないことなんですよね。。。
ん十年前に、大叔父の火葬で、情報として知っておりました。。。
カーナビには、一度行ったところを記憶する機能がついてるから、
道に迷うことは、あまりないのですけどね。。。
それすら、消えていたとしたら、お母様が、やはり、ドライブしたかったのかもね。。。
やっぱりいるかしら?^^;
おどろおどろしく出てこなければ嬉しいです^^;
今後、ケアハウス等に入所される方は多くなるでしょうから
我が家のようなケースも多くなるだろうなと思うのですが
身内が動けないようだと困ることも出てくるのではないでしょうか。
あーにゃさんも前に曲がるべき道が見当たらないってブログに
書いてらっしゃいましたよね?(二コタの友達=あーにゃさんのことです)
不思議なこともあるものだと思って、とても印象に残っています。
檀家ではないので隣町の浄土宗のお坊さんにお経をあげていただけないだろうと
セレモニーホールの方に言われ、嫁ぎ先が檀家になっているせれものーホール裏手の
お寺のご住職に無理を言って引き受けていただき、無事に葬儀を終えることができました。
お葬式を執り行う事、人がひとり亡くなることの大変さを知りました。
霊感がないので今までこういった体験はしたことないのですが
やはり母の仕業?^^;
化けてでてこないのであれば嬉しいです。
身寄りのない人ってどうするんだろうか・・・
もっと現実的になって欲しいなぁ。
葬儀お疲れ様。お母さんまだいますよ~
49日が一区切りです。
きっとね。
窓や車内灯も、一緒にいるよ、ここにいるよ、って教えたかったのかも。
それにしても、本籍や住所や埋葬地が分散していると
そんなに手続きが大変だとは!
良い勉強になりました。
本当に不思議な出来事ですね。
やっぱりおかーさんがいたずらしたのかな?
役所の手続きは相変わらずややこしいですね・・・
今後は手続する家族側もどんどん高齢化していくで
しょうから、もっと簡易化して高齢者にやさしい手続き
になって欲しいなぁ・・・・