家族葬と納骨
- カテゴリ:日記
- 2016/05/01 10:25:35
数日前に1度書いたのですが、書き上げる直前に消えてしまいました…。
18日に救急搬送先の病院で息を引き取った母。
21日のお通夜は雨でした。
翌日22日の告別式は快晴。
晴れた空へ母は旅立って行きました。
東京から栃木の地へ移って来て8か月。
こちらには知り合いもいませんし突然訪れた別れでしたから、迷うことなく
家族葬にしました。
ちょうど秋頃に出来たばかりの家族葬ホールの内覧会に出向いていて良かった…。
混乱する頭でもこの点はすぐに決めることが出来ました。
でも…1つ問題が。
息子は聴覚過敏がある為、お経の声を聞くとその場に居られず耳を塞ぎながら
飛び出して行ってしまいます。
特別支援学校在学中に2度 同級生の告別式に参列しましたが、2度とも
そのような状態になりました。
宗派によって鳴り物を使うと場合があり、かなり大きな音がします。また、お経の上げ方もそれぞれ特徴があり、息子には耐えがたいようです。
幸い、大ホールは埋まっていましたが、家族葬ホールは小とその上の大きさのホールの
どちらも空いていたので、大きめのホールを借りて執り行いました。
大きめのホールだと続き部屋で通夜ぶるまいや精進落としのお食事が
テーブル席ででき、和室で寝泊まりが出来ます。
父親は施設からの参列になりますが、ホールまでは往復3時間ほどかかる為
本人の体力の心配もあり、告別式のみの参列も考えました。
ですが、本人の願いでお通夜と告別式の両方へ参列してもらうことになりました。
そうなるとやはり寝泊りが出来る和室付きのホールが必要となります。
父親の体力的な問題だけではなく、両日の送迎を身内だけで行うことが
不可能だからです。
それから、お経をあげている間の息子の控え室的な場所としても必要となる為
家族葬の小ホールで執り行うことが最善だと家族で意見が一致しました。
(お坊さんが控え室と使う時間帯以外は和室に息子が居ても問題ないそうなので)
式が始まる前に息子以外はホールに行ってしまう為、ウォークマンと
鉄道関係の雑誌が入ったバッグを持たせ、会食場所になるスペースに息子を
異動させました。
(ウォークマンはヘッドホンを付けて使用。音で音を消す方法で)
お通夜が済み、通夜ぶるまいが始まってから息子に控え室での様子を聞きました。
イヤホンで曲を聞いていたけれどもお経も聞こえたそうです。
点むすびという雑誌に取り組んでいたら、いつしか勝手口が開いていて
とても美味しそうなにおいがしてきたので、顔を上げるとお料理の数々が
運び込まれてきたそうで、それらに注意がいったこともありお経は気にならなかった
そんな話ぶりでした。
翌日の告別式では途中でヘッドホンも外していたそうですが、お経の声は
大丈夫だったと言っていました。
私の実家は浄土宗ですが、訳あって浄土真新宗のお寺のご住職に
お願いしましたが、とても静かなお経でした。
疲れた体に静かに入ってきて、眠気さえ感じてしまう…そんなお経でした。
何はともあれ、息子がパニックを起こさず過ごせ、無事に終わり安堵しました。
話が前後しますが、お通夜の晩は父と姉と私で川の字になって和室で寝ました。
20数年ぶりに家族がひとつ屋根の下で過ごしました。
母は亡くなってはいましたが、それでもとても嬉しかった…。
思い切って父にも泊まってもらい、良かった…そう、思います。
詳しいですね^^
主人のほうは浄土真宗です。
聞いていて落ち着くようなお経でした。
私の実家は浄土宗ですが、さてさて…どのような感じでしょうか?^^;
念の為、息子は和室にいてもらえるようにお部屋の予約はしましたが
もしもその時に発作を起してしまったら…との心配があります。
何事もなく済めばと願っています。
浄土真宗ですよね。。。^^;
主人の実家は、真宗大谷派、一般にいう「お東」です。
お経は、静かですけど、ちょっとテンポが速く、本願寺派は、一般にいう「お西」ですが、
ここは、テンポがゆっくりです。
真宗高田派は、また、一段とゆっくりで、お経のリズムを取るのがむずいですぅ><
いろんな制約が、宗派によって違い、葬式の度に、戸惑いますね。
発作を起すタイミングが葬儀の後だったのが幸いでした。
起さないでほしいのは山々ですが、重なってしまったら
私はどうしたら良いのかと途方にくれていたかもしれません。
お坊さんにお経をあげていただくのには、本当ならば檀家に
なっていないとダメなのですね…。
そういうこともこの歳で初めて知りました。
無理を引き受けて下さったご住職は嫁ぎ先の家が檀家になっていたから
菜のですが…そうでなかったらこちらでお経をあげていただくことは
叶わなかったかもしれません。
色々と勉強になった葬儀でした。
ものがあったのでしょうか、ね。
おにーちゃんが何事もなく過ごせた事、そしてお父さんと家族だけの
時間が持てた事、良かったですね。