『線路は続くよ』
- カテゴリ:30代以上
- 2016/04/04 09:30:26
♯ つばさなきもの
ホームの遙か上
白い翼が、見えた気がした。
「まもなく発車します。お乗りの方は急いでください」
車内販売員が、ホームを見渡して声をかける。
ホームにおかれたベンチには、少女がひとり、うつむいて座っていた。
車内販売員がホームに降り、少女のもとへと駆け寄る。
「乗らないのですか?」
~ふるふる
首を振る少女。
どちらともとれるしぐさ。
「もう、発車の時刻なのですが」
販売員が言う。
「わたしが乗っても良いのでしょぅか」
うつむいたまま、少女が言う。
「汽車は、その為にあるのです」
販売員が微笑む。
少女の、握りしめた手の中には、一枚の切符
行き先は・・・
汽車が駅を出る。
車窓から見る空には、ただ一片の雲が浮かんでいるだけだった。
つづく
(#^.^#)
嬉しい~
私の大好きな~「線路は続くよ」シリーズですね~^^
そして…
私も~昨日のブログの少女が、
あの後どうなったか…気になってました…
ので…
ホッとしました~^^
良かった~\(^o^)/
ぜひ~他の方々にも~
昨日のお話しと今回のお話と
両方~読んでほしいなぁ~(●^^●)
と思いつつ
昨日書いた詩の少女が気になって書いちゃいました(笑
あまり気にせずに、楽しんでいただければ幸いです
(#^.^#)