逞しき定食インコとスズメたち
- カテゴリ:ペット/動物
- 2016/03/30 08:30:56
最近よく行く現場の隣に、しじみの煮だし汁を煮詰めたような印象の定食屋が。
長年バーさんが一人でやっているようだ。心の中で羅生門定食と呼んでいます。
この店の軒先にはセキセイインコの鳥かごが一日中ぶらさがっています。
夜は遮光と若干の防寒と思しき毛布をカゴにかけるだけ。おい、寒くないのか?
でも大したものだ。4羽が逞しく生きている。定食インコと名付けて挨拶しています。
コンチハ。今日はあったかくて皆さんゴキゲンですね。そろそろ春ですね。
彼らが食べこぼすエサを狙って毎日スズメがやってきます。
バーさんが若干のエサを置いている気配もある。長年続いているようだ。
狭い歩道を人と自転車とカートが行きかい、スズメたちが足元でエサをついばむ。
私は通る時、必ずおスズさんたちに声をかけて通る。スイマセーン、通してね。
知らんぷりでピョンピョン飛び跳ねてケンカもしてる。和みます。
うーむ。バーさんは達人である。人と動物の関わりなんぞこの程度でよいのだ。
凍えて死んだらお気の毒でした。ネコにやられたら運が悪かった。
踏まれて死んだらオマエの不注意。勝手に生きろ。勝手に死ね。アタシも勝手だ。
これは誠に正しき心がけである。バーさん伊達に長生きしていないなー。
一度飯を食いに入ろうか悩んでいる。ハムエッグ定食470円にしてみるか。
餌付けされたらどうしよう。食ってるところにダンプが突っ込んでくるかもしれぬ。
バーさんは言うだろう。「ありゃ、運がなかったね」その通りだ。流石羅生門定食。
カメレスで失礼します。ハムエッグ定食は私にとって『老舗』定食屋の基準です。
芥川の羅生門、映画はあまり好きでなく、原作の方がいいと思ってます。
あと『侏儒の言葉』はかなりスキです。
まさかのハムエッグ定食w
羅生門、今一度読み返してみます。