Nicotto Town



お題「最近笑った出来事について」


最近ではないけれど。

ミルッヒ姫のおはなし。

以前、ハムスターを飼っていた。
ジャンガリアンの白い子(♀)だ。
友人のところで産まれて、超絶元気なのを渡された。
食欲旺盛、勇猛果敢なお姫様だった。

ケージの掃除の際、私の膝の上に乗れば餌を食べられるという事を
教え込んだら、ケージから出しても逃げずに膝に乗るように。
…まぁ、時々食べ物と間違えて指にかじりつかれて
「いたぃいいいいいいいいい!』とぶんぶん振り回してもそれでも齧り付いたまま、というそれはそれはお強い姫様だった。

…というほどの食べ物に対しての並々ならぬ大執着が前提。

通常ハムスターは、ペレットというドライフードを与える。
我が家で与えていたのは、直径1センチ、高さ1.5センチくらいの円柱型をしたものだった。
姫様はある日そのお気に入りのペレットを、
これまたお気に入りの回し車の上で食べていた。
…が、途中で走り回りたくなったらしく、
ペレットを足もとに置いて、やおら走り出した。
足もと=もちろん回し車の上。
なので、姫様の走行と同時にペレットも回し車の中で
がんがらんと激しい音をたてて反射しながら弾け跳んだ。
それはそれはものすごい勢いで。
人間サイズだったら当たったら絶対死ねるかんじ。

もちろんびっくりして回し車をとめる姫様
ふうやれやれと、足もとにおいたはずのペレットを探すも、
さきほどまで回し車の中で跳ねとんでいたペレットは、
その回し車の中心あたりにはさまってまるでとれなくなっており、
それをとるために必死で背伸びをしながら回し車の上で暴れる姫様
暴れると動く回し車。不安定な場所でさらに踊るように暴れるry。

…………いまだにまざまざと脳裡に浮かんできますが、
あの時動画をとっていなかった自分を本気で「役立たず!」と罵ってもおります。

正直、あの時程わらったことはありません。
めっちゃ癒されました。
ただ、姫様に爆笑させられた事はこれだけではないのも事実。
もう☆になられましたが、下僕は思い出してはさみしくなるばかり。



#日記広場:お笑い




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