Nicotto Town



バブルの時代は人手不足だった。


勿論、当時も求人は在るのに保育園は無かった。

学童保育は当時は無かったので普通に「かぎっ子」と言う言葉が
在った。

子供が中学生、高校生になると当たり前に叔母さん達も
仕事をしていた。

普通にレジもお店の店員も叔母さんだった。
学生か叔母さんが当たり前に店員だった。

上司は当たり前にOLだった。

アルバイトの求人雑誌を見て上限は年齢制限なしが
普通だった。

不況になる前は普通に体が動けるうちはどこかでパートをやり続けるのだろうと
思っていた。

普通にSFで未来はロボットが叔母さんの労働力を補うと
私は思っていた。

詰り今のパワースーツの変型判を想像して
フォークリフトの小型版に所謂ガンダムみたいなのの
小さな奴にまたがって叔母さんもポチッ、ポチッとボタンを
押してだらっと同じ叔母さんとおしゃべりをしながら
仕事をしていると思っていた。

野菜も果物も工場で作って
殆どが単純労働は機械化をして
其れでも店員は叔母さんで注文を聞くとぽち、ぽちっとボタンを押して
注文の品が集まると其れを渡すのが仕事みたいに思って居た。

御世辞を言ったり、新商品を薦めたりとおまけの品を渡したりと
其の裁量が機械と違って求められるのかと思っていた。

まさか不況になって一番最初に叔母さんが切られるとは思ってもいなかった。

今また、叔母さんの価値が労働力として見直されている。

そうだろうと思うよ。
あの当時も凄く会社が重宝して隙間の仕事に使って居たもの。

あのままどんどん未来になって行って
野菜工場のロボットとその他の機械の
中に叔母さん達がおしゃべりをしながら
何番の機械から漏れた品物を集めて
何番に戻したり、どこの機械が止まったと電話で
お兄ちゃんに知らせたり、
一個ずつ違った鼻とか目を付けるのをやったりとか
クリスマスとかイベントの時だけ補充されるキャンペーンおばちゃんとかの
仕事をしていると思っていたよ。





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