✪ 雪釣
- カテゴリ:30代以上
- 2016/03/08 19:47:47
雪の中へ糸を垂れている人を見かけた。
私は気になり声をかけた、
「そこで何しているんですか ? 」
「雪釣だょ」
「魚がいるの ? 」
「鳥だょ、真っ白でね尾っぽと嘴だけが黒い。
雪の中に隠れているから、こうして釣るんだょ」
男は頃合いをはかって糸を引き上げた。
雪の魂が現れる。
かつてこんなふうに巧みな話術で子供をかつぐ大人がいた、
いま日常で平気で人を傷つける人が増えてしまった。
それはとても悲しいことだと思う、
安心して知らない子供にも冗談を言える時代は来るのでしょうか。
母方の長兄伯父は兄弟の中でも、30代の頃から比較的頭部が薄くて
わたしたちいとこが ハゲ、ハゲ かまうと
「おじちゃんは、放射能の雨にあたっちゃったからこんなになっちゃったんだよ」と。
時は、ビキニ沖水爆実験など、東西核実験合戦の時代。
わたしたちは伯父のジョークにゲラゲラ笑いながらも、ほうしゃのうの雨ってこわいんだ!
という、遠回しな学びがあったのも事実でした。
ちょっと内容がずれたけど、世の中で起きている問題点を、子どもに分かりやすい言葉で
伝えてくれる大人も減ってほしくないよね。
気軽に声はかけられません(>_<)
すぐに変質者と疑われる時代
なんか淋しいよね・・・
互いに理解があれば、避けれるかもしれないけど
無理ですよね~
みんな、生きることに必死
いつの間にか、誰かを傷つけてしまっているのかもしれないですね・・・