Nicotto Town


みっちょん恋愛の詩


春の兆し


春の暖かい風に乗って
冷たい隙間風
感じるのは私 それともあなた
もう済んでしまったことなのに
まだ心残りがあって


街の様子は春変わり
行ってしまった季節を振り向きもしないで
新しい季節を迎える準備
寒がっているのは私の心だけ
いつまで抱えているのだろうか


あなたと迎えたかった2度目の春
叶うことはできなかったけど
それでよかったのかもしれない
それでもやっぱり寂しい
寄り添うものが何もないなんて


一緒に行った飛び梅も
もうすぐ盛りの頃だろう
そんな事すらもう遠い出来事で
こんなにも忘れられなくて
陰から出る術を知らない


もう少し暖めていたら
こうはならなかったかもしれない
でもそれは私一人じゃだめで
あなたもそうじゃなくちゃだめで
すれ違う心の中ではだめで


見つからない春を探しに行こう
まだ恋を引きずっているけど
まだあなたを忘れることはできないけど
どこかに落ちた春を拾って
手のひらでそっと包みたい


そんなことができるとしたら
花の季節を迎えられるのだろうか
まだ心の中は冷たくても
息吹を感じられるのだろうか
あなたの事をいい思い出として








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