Nicotto Town


うみきょんの どこにもあってここにいない


梅まつり


きのう、梅まつりをやっている、都内のちょっとした公園に
でかけてきた。
わたしが生まれた場所でもある…
と、帰り際に気付いた。
産婦人科を目にして。
ああ、そうだ、わたしはこの病院ではないけれど
この近くの病院で、生まれたんだっけ。
そのころ、住んでいたのは、その隣駅。
わたしが、梅が好きなのは、そうした記憶も
どこかですりこまれているんだろうか、
と、ちらっと想った。
たぶん関係なく、好きなんだろうけれど、
そうした関係性があったとしたら
それはそれでうれしい。

梅をすきなのは、春、桜にさきがけて咲くから。
わたしにとって、春をつげてくれるたいせつな花のひとつ。

梅祭り会場は、こんでいた。いいことだ。
こうしたところは、混んでいたとしても、桜のような狂乱的なにぎわいには
なぜかならない。
飲み食いしている人もおおいけれど、おおむねしずかだ。
そして、園内の梅を、しずかに散策してまわっている。

俳句の投句イベントも毎年おこなわれていて、
去年の優秀者の作品が掲示板にかかげられていた。
つれがいたので、あまり作品たちをゆっくりみれなかったけれど
みているのは、ここちよかった。
すうっと、作品世界と、現実にさいている梅のはざまの
どこかに、はいってゆけるような。

こことはべつにほぼ毎年でかけている梅林がある。
すこし、満開の時期がおそいので、3月になってから。
今年はいけるかなあ。
いつも、そこで梅干しを買って帰る。
そこの梅干しは、安くて、しょっぱい。
あのしょっぱさが、梅干しらしくって、好きなのだ。

しらないうちにもう春。うれしいなあ。




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