✪ 恋花
- カテゴリ:30代以上
- 2016/02/20 20:34:59
キツネがおぼろ月夜に丘へでて、
やはり丘に出てきていた松ぼっくりにたずねた。
「恋というものは、どんなものだい」
「それは、つらいものだろう」
「つらい?、お菓子か何かじゃなかったのかな」
「食べ物とは違うさ、泣いたりするつてうわさだょ」
「なんで泣くんだい」
「知らんけど、恋だからだょ」
「ふ~ん、そんな泣くようなものならおいらは恋しない」
「でも、楽しいこともあるってさ」
「へ~ぇ、どんなふうに」
「天にも昇るようだと、トンボが言ってた」
「トンボの言うことなんか、あてになるもんか」
「でも野バラさんも言ってたぜ、
時には胸切なくて苦しくなったりするけど、
時には何もかもが輝いて見えるって」
「ど・どの、野バラさんだって?。
・・・あの野バラさんは恋をしてるって?」
「どうも、そうらしい」
「・・・・・・・・どんな人にだろうか」
「さぁね、時々、前を通り過ぎて行く人だって言ってた」
「どおりで近頃、赤くきれいになったと思ってたょ」
「・・・・大きな立派なしっぽがある人だって言ってなかった?」
「詳しくは知らない」
キツネは黙り込むと、しばらくもじもじしていたが。
やがてどこかへ行ってしまった。
松ぼっくりはおぼろ月夜に照らされて、
うとうとしはじめた。
泣いたり笑ったり、叫んだりも~~そりゃぁ大変な、大騒ぎ^^
もじもじが可愛いですねヾ(=゚・゚=)ノニャン♪
恋したいね。
この世のものか??ってくらい雷が走るのか?
その痛みを感じても恋していたい人なのか?
恐れず・・ 恋してみることが
「生きてる実感」を感じられるのかもね・・・
ウトウト・・・。