西の別府鉄輪、東の鳴子
- カテゴリ:レジャー/旅行
- 2016/01/30 17:39:06
今回の湯治合宿、
利用したのは鳴子温泉でした。
鳴子温泉は、西の別府鉄輪温泉と同様、
自炊の湯治宿が多くて、
しかも、温泉街で食材を購入できるので、
とても重宝しています。
自炊湯治ができる宿は他にもたくさんあるのですが、
宿が山の中にある場合、
食材をちょこちょこ買い求めることができませんから、
予め全部買い求めてから宿に入らなくてはなりません。
でも、鳴子温泉には、
総菜屋さんやパン屋さん、
魚屋さんや小さなスーパーなどがあるので、
午後、散歩がてらに食材を買い出しにでかけ、
その帰り道、外湯に入ってから宿に帰るなんてこともできます。
鳴子温泉だけでなく、
近くに点在する東鳴子温泉や川渡温泉にも、
多くの自炊宿と食材を購入できるお店があるので、
お気に入り。
しかも、宿ごとに温泉の泉質が異なるところがいいです。
川渡温泉の藤島旅館のお湯なんて、
黄緑色していて、ヌルッとしていて、効きそう。
なんで鳴子温泉にこんなに自炊宿が多いのか、
以前、宿の人にお話を伺ったところ、
農閑期や冬の季節に、
近在の農家が布団やテレビ持参で泊まりに来ることが多かったのと、
もう一つ、石巻や気仙沼など遠洋漁業で働いている方たちが、
漁から戻った時、次の漁に出るまで、
湯治宿に長期滞在することが多かったような話を聞きました。
宿の料金も、
そのような長期宿泊に便利になってまして、
今回私が宿泊したところは、
宿泊だけなら1泊2000円程度。
それに今回私が借りたのは、布団が1日500円、
石油ファンヒーターが1日400円。
他に電気使用料や入湯税などで、
1泊だいたい3000円程度で収まります。
他にも、テレビやこたつ、
電気釜などがレンタルできますし、
電子レンジや冷蔵庫は、
共用のものを無料で使うことができます。
もちろん鍋釜、食器類も無料で貸してもらえます。
鳴子温泉は共同炊事場ではなく、
各部屋に小さな炊事場が付いていたり、
部屋を出た廊下に各部屋毎のガス台があったりして、
これまた便利。
こんな感じになっているので、
車で来て、布団も暖房器具も持参すれば、
かなり安く泊まることができるわけです。
今回は5泊してきましたが、
校正作業を終え、仕事の本を2冊読み終えて、
予定した仕事は全部終わらせることができました。
こういう御褒美がないと、
根を詰めた仕事ができなくなっている私がいます。
ああ~、堕落しつつあるというか、
煩悩に弱いというか…。
長逗留するためには経済的負担を少なくし、
経済的負担を少なくするためには、自炊する…。
これが安寿の湯治の法則なのです。
慣れれば、自炊って楽しいですよ。
夕方、夕飯のおかずや惣菜を買いに行くのも楽しいし…。
鳴子温泉には食堂や蕎麦屋もあるので、
外食してもいいですし、
自炊宿は出前を取ることもできるんです。
ほ~ら、湯治したくなってきたでしょ~。
が私には自炊無理かも・・・