古民家 1
- カテゴリ:30代以上
- 2016/01/04 20:12:10
今回悪友の家で不思議な体験をしたので、
シリーズものにすると悪友に話すと、
「いいぞ、やれやれ」とあおられたので書くことに決まり。
玄関の扉は趣きのある引き戸で家紋が彫られている、
土間のある玄関で奥には椅子と机が置かれていた。
壁はというとほとんどが漆喰で囲まれている、
靴を脱いで上がろうとしたときに奥にあった椅子に誰かの影が見えた。
さっきは見えなかったのだけど、
人の家なのでさほど気にしなかった。
長い道中のせいか、少し疲れもあって仰向けで休んだ。
天井は高く傘を開いたような梁が広がっていて、
その梁を見つめていると傘にすっぽりとはまって、
閉じ込められそうなそんな感じと云う気がした。
座敷の中央には囲炉裏があり、
少しして背後から生暖かい風が吹き込んできた。
火を入れると微かな密の香りがした。
栗きんとんの作り立てを出してくれたのだ、
すぐにお屠蘇も運ばれてきて飲み始めた。
するとすぐに天井から白い細かなものが落ちてきた、
落ちてくるという表現ではちょっとちがう、
そうストップモーションのように目に止まった。
それはよく見ると小さな小さな白い花びらのようなもの、
最初は囲炉裏の灰が舞い上がり落ちてきたのかと思った。
見間違いかと思い掌に取ると確かに花びらである、
庭の白い花が風で運ばれてきたのだろう、
そう思った瞬間にまた人の影を見た。
私は思わず「この家って誰と誰がいるの ? 」
「ここにいる人だけだょ」という答え、
友達の祖父に祖母と悪友と私、つまり四人だけ。
私は久々におもしろいものを見たような気がした。
武家屋敷なのかな。場所により色々あるようですが
無念を抱いてなくなった人の亡霊かも知れませんね。
ブラボーさんの背後霊になっていなければいいけど?。
現象がおきる事あるんだよって聞いたこと事あります。
ブラさんはそれを感じられたんですね。
どこからか、懐かしいメロディーが、流れてきそうな~~不思議なお話ですね*^^*
懐かしさいっぱいの優しい匂いの
会いたかったアノ人・!!・・だと怖い話じゃなくていいんだけどな。