Nicotto Town



トルコ人に常識を求めてはいけない。

予約している客がひとり、なかなか来なかった。

 同僚だと言う一緒に予約した人物が既にチェックインしているのでいくらなんでもキャンセルしたってことはないよな、とは思ったけど、それにしたって10時には閉めるってのに10分前になっても現れない。

 で、五分前になってやっと現れたと思ったらなんか連れを連れて来ていて、彼はかなり怪しい英語で
「予約していたホテルが六時にクローズしちゃったので入れないから何とかしてくれ」
 何とかなんぞなるかあああ!!!
 そんなん100%私の知ったことではない。そもそもどこのホテルの話だよ、何でまったく関係ないホテルのクローズ時間にどのツラ下げて押しかけて来てるわけ?
 でも、どうやら彼はその ものすっっっっごい!遅れて来たウチの客の友人らしく、まったく要領を得ないそのまったく私にはどーでもいい男のまったく要領を得ない話を私は仕方なく辛抱強く聞く羽目になり、ホテルの電話番号を探しまくって電話してやったが当たり前だがやはり繋がらない。
 大体ね、六時に閉まるとわかってるホテルに予約してて夜中の10時に到着するとかその時点でふざけてるでしょ。自分が悪いんだからむしろそのホテルは諦めて他のホテル探すのが筋ってもんじゃないの? まったく関係のないホテルの従業員タダ働きさせてでも助けさせようとかふざけ切ってない?
 そもそも間に合わないとわかった時点で電話の一本も入れないとかありえない。ただの自業自得だろ。

  これだからトルコ人は…!

 ほんっと、トルコ人って嫌われる理由がわかるわぁ。

 で、結局何がしたかったかと言うと自分のフリーメールに予約したホテルからのメールが届いているはずだからとそれを確認したかっただけらしい。
 だったらネットカフェ行って確認すりゃいいだけの話だろ!!!
 何をどう間違ったらまったく関係のないホテルならどうにかしてくれるなんて発想になるのか、マジメに理解不能。
 しかも、当たり前のようにチップと言う発想さえない。何それ、ふざけ過ぎでしょ。

 チェックインしてから問題を持ち込む予定の客に限ってクローズ直前もしくは直後まで何の連絡もせずにこっちを待たすだけ待たして、そしてもう帰らなければならない時間をとっくに過ぎても無理難題を強要して来る。

 …時間ぎりぎりに来る客は大抵面倒で一番嫌な客だ。




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