「Viva Sunshine!」
- カテゴリ:30代以上
- 2015/10/24 10:25:46
たくさんの雲の間から顔を出すお日様。
そのお日様を見上げながら柿が言います。
「こんにちはお日様。今日も良いお天気だね」
それを聞いて、隣の桃の木が言います。
「あら、今日は曇りじゃなくって?」
「晴だよ。だってお日様がでてるじゃないか」
「でも、人間達が言ってたわ。お日様がでても、雲がたくさんいたら曇りなのだって」
「そんなのずるいよ。だってお日様は一人だもの。敵う訳ないじゃないか」
それを聞いていたリンゴが言います。
「だったら、私に良い考えがあるわ。ほら、わたしは真っ赤なお日様色でしょ?だから、今日からわたしもお日様の仲間になって、お日様の数に入るわ」
「それならぼくだってお日様の仲間だ。橙色もお日様の色だからね」
と、柿。
「わたしも仲間に入るわ。お日様が桃色のことだって、あるかもしれないし・・・」
これは、桃です。
「ぼくも、仲間に入りたいな。ほら、黄色はやっぱりお日様の色でしょ?」
そう言ったのは、バナナでした。
「え?でも君は、お日様の形じゃないじゃないか」
「そうね。細長いお日様なんてないわね」
「残念だけど、ちょっと無理かしら」
みんなが口々に言います。
「え~。そんなのずるいよ~。ぼくだって仲間に入りたいよ~。仲間はずれは嫌だよ~」
バナナは泣き出してしまいました。
みんなが困っていると、お山の方から声が聞こえました。
「大丈夫だよ」
みんなが振り返ると、声をかけてきたのは紅葉でした。
「君の形はお月様の形だろう?お月様はお日様の子供じゃないか。だから君も、お日様の仲間で良いんだよ」
「本当?ぼくも仲間で良いの?」
「そっか、お月様のことを忘れていたよ。ごめんね」
「そうね。わたし達が悪かったわ。ごめんなさい」
「わたしも、ごめんなさい」
みんながあやまります。
「ありがとう。みんな。紅葉さん」
「ははは。みんな仲直りしたみたいだね。それじゃあついでにぼくも仲間になっても良いかな?ぼくの形はお星様。お星様はお日様の親戚だからね」
と、紅葉が言います。
「もちろんだよ、紅葉さん」
「仲間がいっぱいできたね~」
「これなら雲にも負けないわね」
「ええ。みんなで、お日様を助けましょう」
秋の空の下。
これからは毎日が秋晴れですね。
(#^.^#)
可愛らしい~果物(木の実?)たちの愛らしい争いが、
面白いですね^^
バナナさんが、参戦した時は、思わず
「おいおい~貴方は、形に無理があるでしょう~」と…クスっとしながら~
「でも~お月さまには、似てる~」と思って読んでました^^
毎日~我が家に~沢山の紅葉の落ち葉を、落としてくれる
(ゼンソクが、出る中~掃除させられて~大変ですが~w)
裏の社長さん宅の柿の木と栗の木さんも~そんな話してるのかしらね~w
ほのぼのとして、思わずニッコリしてしまう お話ですね♪
秋晴れの日は「みんながお日様を助けたのね」と感謝しま~す(^^)
そっか
そちらは、もう冬なんだよね
そんなときは
南天の実に協力してもらおう
(#^.^#)
お日様さん 頑張って融かしてね
(現実的な 私なのでした ・・・・マル)