ある日のコロは秦〇を出てぇ～出張です。
とある取引先に会社の先輩に同行でしたんです。
出張にあたってぇ～
コロはルンルンでした。
出張先にお祭りなんかがあるらしく・・・
一時、泊まる所も探せなかったのに
なんとかホテルの部屋が取れたとかでぇ～出張するってなりました。
女の先輩と一緒の部屋ですが～
聞いてみるとスゲエ部屋!
泊まるホテルの部屋は2階が付いてるメゾネットタイプだぁぁぁぁぁぁぁ!
ホテルの部屋の中に２階があって２部屋使用になっている!
勿論、高い部屋だけど～会社がお金を出すんで良いかぁ～♪
もうぅぅぅぅぅぅ!!メゾネットタイプの高級な部屋でお泊りですじゃ!!
ホテルへお泊りすんのはお仕事ですが・・・
コロはお仕事に行くはずですがぁ～
心はメゾネットタイプの高級なお部屋でお姫様気分を味わうのを夢みたのですにゃ!!
出張で現場に付いたコロと先輩は先ずホテルへ直行!
お泊りの部屋はコロは想像以上でぇす(^^♪
つまり、お祭りがあって、他の部屋が満杯で～残ってるのがメゾネットタイプだった訳です。
ベットは2階に2つとソファーがあってテレビは1階にも2階にもあります。
2階があるのは良いのですが階段を上がらないとね。
で、階段は14段もアル。
夢のメゾネットって体力も注意力も居るみたいよ～だって、トイレは1階だっし～。
ホテルに付いて荷物を置くとぉ～早々に取引先様へご挨拶へ行くのは先輩とコロ♪
なんかぁ～取引先の方々はかなり気難しい人達らしい←この出張に有能な先輩のチョイスしたのは間違って無いが～お馬鹿コロをチョイスしたのは問題が無かったか?え?
取引先の方々にご挨拶すっと、まるで入社試験の面接みたいな質問がコロに飛んできた!
「君はどんな所に住んでるの?」だって、
「コンビニの傘立てに魔法少女の杖や運命の兄弟の魔王と勇者の剣が立ってるような田舎です!」って言ったら～
「魔法少女に魔王に勇者?!」って言うから～
「この前ぇ～
コンビニの傘立てに地元の魔法少女が魔法の杖を差して忘れてったですがぁ、
魔法の杖に人間の姿の時の名前を書いているので～す。
なので、泣いてママと忘れ物を取りに戻った時にですね、
コンビニのアルバイトの平田君がうやうやしく『この世の平和を守ってくれてありがとう』と、言って魔法少女に杖を返したら～
はにかんだ4歳の魔法少女は照れてました」と言ったらコロに取引先の人達が笑ってぇ～
「で、兄弟の魔王と勇者ってなんなの?」と、再びのご質問。
なのでぇ～コロは
「コロの田舎の魔王と勇者は兄弟です。
魔王5歳と勇者4歳は絶えず剣をもって戦っていますが～
コンビニの前では休戦して剣という武器をコンビニの傘立てに差してってぇ～
ママにアイスを買ってもらっていますが。なにか?」と言った。
「君んトコ、面白いコンビニだね」と言われたから
「いえ、田舎なのでご近所御用達なコンビニってだけです。アルバイトの平田君も知り合いですし～」で、
「この前、アルバイトの平田君が近所の村上君に怒られていたんです。
『お客様は神様だろ!』って、村上君に怒鳴って怒られてた。
するとアルバイトの平田君は
『カレー弁当のスプーンとホークをアルバイトごときが間違えただけで怒り狂う神様がいるから
この世界に平和が訪れないんですよね』って言って
『次の神様ぁぁぁぁ～』って次にレジを待ってたコロを呼ぶんです。
コロは～
『ただカレー弁当を食べたかっただけのコロと言う神に～
世界の平和を委ねないでくださいませ。
困ります!』と、平田君に言っときました」と言ったら取引先の人らは笑う笑う!
そんなに面白い話しかな(?ω?)
取引先の人はコロに向かって再び言う
「君の親御さんはどんな人か知りたいね」と言うので
「父親は脳天ハゲのザビエル禿げとか河童ハゲとか言うやつで
父ちゃんの通勤はチャリ通です。」
「自転車通勤なんだね♪」って取引先様。
コロは頷いてぇ～続けた。
「自転車と言えば近所の河尻の兄ちゃんがコロん家に来て父ちゃんに
『最近バイトに落ちるんだ・・・なんでだろう』と相談したです。
で、父ちゃんが
『あ゛～履歴書の免許のトコに・・・河尻君ん～』
うんうん。
『普通自転車運転免許になってるがや。
自動車、自動車、自転車運転免許じゃねぇ～』って言ってました。
自転車運転免許じゃバイト通らないですよね」
と、言ったら取引先様は紅茶吹いて笑ってぇ～
「君のお父さんも楽しい人みたいだね」と言う。はい?
「父ちゃんは楽しく無いです。
たまにコロは他人の振りをするくらいです」と言ったら
「他人の振りって穏やかじゃ無いねぇ～どういうコト?」って取引先の人に聞かれた。
「田舎にもスナックがあります。
ありますが、都会のようにムーディーなスナックじゃありません。
ママが年取った魔女のようで～
壁にはメニューの紙が雑然と張られ～
普通に明るくって～
夜も食べられる定食屋さんな感じです。
こんな田舎のスナックなのに何故か不思議なお客が来る時があります。
この前は日本語の達者な恰幅の良い英国紳士が来てました。←ここは田舎なのにナゼ?
この英国紳士は日本に長く居るらしく日本語が普通に喋れて～
スナックのお客さん達と和気あいあいデシタ。
そのうちぃ～英国紳士が
『日本の食べ物に不満は無いんだが
たまに無性にフィシュ＆チップスが食べたくなる』って言ったんです。
そうしたら父ちゃんが
『良し!まかせとけ!買ってくる!』って言ってぇ～どこかに行ったですが・・・
しばらくすると帰って来てぇ～
英国紳士に
『おしっ!フィシュ＆チップスだ♪』って言って紙袋を渡しました。
英国紳士が袋を開けると・・・
タイ焼きとポテトフライだった。
え?
父ちゃん、本気なんですよね。
あのね、タイ焼きはフィッシュ(魚じゃ無いよ・・・)
魚の形したお菓子だよね・・・残念だね～
英国紳士は笑って食べてたけど～
コロは父ちゃんとは他人の振りでその場をしのぎました。はい。」
取引先のその場に居た人ら全員がコロの父ちゃん話しにすごく笑って～
出張前に言われてた取引先の人達は気難しいんじゃ無かったのか?へ?
コロの会社のクールビューティーと言われる先輩もツボに嵌って笑い泣きしてる事態に～
そんなこんなで、何がなんだか判らずに～仕事は終わってて
コロはホテルの部屋の2階でDS3のゲーム三昧。
実質ぅ～仕事は1階でクールビューティーの先輩が書類をやってた。
出張から帰ると
先輩の有能は証明され
コロは気難しい取引先を大破させたお馬鹿として会社に認識されたのでした。
めでたし、めでたし、
(めでたいのかよ!?)