私なりの星景写真の撮り方
- カテゴリ:その他
- 2015/10/18 10:13:25
ニコタ友のビストさんから、リクエストがありました、私なりの星景写真の撮り方を紹介します。
細かいけど、用意するものから(夜間の行動になりますので、忘れ物したり、現地で無くしたりしやすいので、チェックリストを作られた方がいいですね。)
まずは、カメラ。デジタルコンパクトカメラでの撮影は、わかりません。(勿論、バルブ機能を持ち、絞りを任意で変えられるのであればOKです。)デジタル一眼レフカメラが必要です。
明るい(F値の小さな)広角レンズ。フルサイズ機は35mm以下・APS-C機は24mm以下・フォーサーズ機は18mm以下です。
私は、フルサイズ機を使ってますので、24mm以下のレンズを使用していて、私の最近のお気に入りのレンズは16mm魚眼レンズです。(← 普通の撮影では、殆ど使い道がないですけど。)
三脚。これは、なるべくいいものを。初心者が陥りやすいカメラ自慢・レンズ自慢して、三脚はおろそか。では、ダメです。
風景写真等、露出1/30秒以上であれば、テクニックでカバー出来ますが、最低15秒を超えての露出では、無理。三脚は金額で言えば、専門店で3万円以上の作りのしっかりしたモノを。出来たら、雲台はクイックシューでない自由雲台を。これも1万円超えのモノを!ともするとカメラ本体より、高くなってしまいますが…。
三脚のストーンバックも出来たら、用意してください。こちらは専門店でもない場合があるので、取り寄せか通販で手に入れましょう。
勿論、これに重石(2ℓのペットボトル等がオススメ)をいれ、三脚を安定させます。なければ、大きな石。
シャッター リモコン コード レリーズも、用意してください。最初はなくても可能ですが、カメラ本体での長時間露出は限りがありますからね。
あれば、露出時間も安定的に決まれるし、将来的にタイムラプス撮影も出来ます。
予備電池。これは必ず最低1個は用意してください。デジカメは露出中でも、かなり電気を消耗します。
次に、撮影機材外のモノは、ヘッドライト。これは出来たら、あまり明るくないのを。(LEDヘッドライトは眩し過ぎます。撮影中使ったら、せっかく開いた瞳孔を小さくして星が見なくなってしまいます。)で、もう一つ、赤のビニールテープで包んだ電球を使ったヘッドライトも用意してください。理由は同じ。撮影最中は、これだけで十分。私の愛用品は20年以上前に発売された、National ヘッドランプ BF-191Bです。入手不可ですね。これは電球が二つあって、片方を赤のビニールテープで包んだ電球にしてます。超便利!再発売されないかな?
テープ。これは接着力の弱いものを。撮影中ピントリングが回ったりとか、ズームリングが回ったりしないようにするためです。サージカルテープやマスキングテープがオススメです。(100円ショップで売ってます)
出来たら、カイロ。これは、擦ると暖かくなる化学カイロでなく、桐灰カイロを。これまた入手困難。白金カイロでは、消えてしまいます。理由はカメラレンズが夜露に濡れて困るから。代用品として天体望遠鏡ショップで売っているレンズヒーターでもいいですが、電源を用意しなくてはイケナイですし、コードが邪魔。カイロをレンズにくくりつけます。
撮影テクニックは、撮影地の選択から。なるべく標高の高い場所か海(海は海岸に向かって撮影すると、思いの外、星写りがいいですし、近景の岩山と波と遠景の船がイイ感じに写るので、いいんですが、風が強いと、カメラが波しぶきを浴びたり、砂が入ったりします。お気をつけくださいね)です。私のオススメ(関東地方)は栃木県北部の山間部です。那須・茶臼岳山麓、峠の茶屋駐車場です。ここは、夏には天の川が見えます。帰りには温泉が待ってますしね。ロケハンは大切です。なるべく夕方前に到着して下さい。慣れてないと撮影準備にかなりの時間がかかります。
月の満ち欠け。星景写真で、星がメインであれば。新月前後がいいです。近景を浮かび上げるには、半月程度の月明かりが必要となります。あまり月の高度が低いと近景が赤っぽく写ります。ご注意を!満月では星景写真でなくなります。星が写らず、風景写真になっちゃいます。
次に天候。最低限でも一週間位前から、チェックしてください。天気の傾向を知るためです。あと、2~3日前から、気象庁発表の予報をチェック。HPで確認。民放のお天気番組では、ダメですよ?前日にGPV気象予報をチェック。「GPV気象予報」で検索かければすぐ出ます。GPV気象予報では、雨だけではなく、雲量もチェック出来ます。当日は気象庁の高解像度降水ナウキャストで降水状態をチェック。冬季は高高度天気図まで、チェックします。私は、森田〇光さんとか石原〇純さんとかは、アテにしてません。
で、実際の撮影。感度は人それぞれです。ISO6400をオススメしているところもありますが、ノイズがひどくなるから私はせいぜいISO1600まで、常用はISO400です。(ノイズリダクションOFFにしてます。撮影後のカメラ側の処理に時間がかかるから)
カメラをマニュアルモード(M)にする。レンズをマニュアルフォーカスモード(MF)、手振れ補正をOFFにする。撮影対象にレンズを向け画角をセットして、ズームリングを固定
ピントを無限遠(∞)にして撮る。(←最近のオートフォーカスのレンズは∞を過ぎたところまで回ります。近所の暗い場所でテスト撮影をオススメします)ピントリングも固定。
実際の撮影では、ソフトフィルターを使用してもいいです。なくてもOKです。(ソフトフィルターを付けると明るい星が滲んでふんわりした感じになります)固定撮影(三脚に乗っけるだけの撮影)は水平を取ってください。あとは、撮影後のモニターチェックをしながら、感性の赴くままバシバシ撮る!(モニターをチェックしながら、絞り、画角、感度を変えて下さいね)
星座なんて知らなくてもイイんです。綺麗だな、美しいなぁ~!と思う所を撮れば。皆さんは、冬はオリオン座、夏はさそり座位は、知ってますよね。ソレを撮ればイイです。
撮影の間はヒマなので、星を眺めて下さいね。結構流れ星が見えます。
撮影終了後は、眠くても完全に撤収してください。人が入る所では盗難の危険性があります。なにせ高価なカメラがあるんですから…。(ここで、チェックリストが役に立ちます)
あと、これからの季節、夜間の高原は(海もそうだけど)かなり、寒いです。10月末位までなら、冬の格好で十分ですが。それ以降は、本格的な準備が必要となります。
中上級者には、赤道義を使って星を点像にし、沢山の星の写真を撮る方法もありますが、別の機会で…。
夜中に起きて行動してますので、十分に睡眠を取って、安全運転でお帰りください。
(※ 赤字にしたところは、検索したページに掲載されてない事とか重要なことです。押さえておきましょう。)
コピーさせてもらいました
星景はまだ撮れないけど
12月までにDVDを作らなくては
いけなくて
ビデオカメラの安いの買ったんだけど
わからないことばかりで困っている
本当にDVDができるのかな?って
光線かっこいいですね♪
レンズへの結露を防ぐフードも必需品ですね。
ヒーターで温める瞬きを最小限にするには長ければいいのですが
16mmだと長くなくても巨大なサイズになってしまいますね。
綺麗に摂るにはノイズを避けるためにも感度は上げないのが正解ですね。
出来ればフルサイズで画素数はあまり細かくない方が良さそうだとなると
少し前の高級機の方が良い・・なんてこだわるとキリがないですね。
赤道義を持っているのでやってみたいんですが時間の余裕が有りません。
近場で行けるところがあるんですけどね。
https://twitter.com/Nike?ref_src=twsrc%5Etfw
30年前、映画を観てこれ欲しいと思ったた靴
近頃、息子と散歩してたら でかい 流星をみましたが
カメラない~^^
調整勿論無し全て手動当然天体望遠鏡は別売りそのカメラを望遠鏡に装着少しでもピント外れるとぼやける
正に腕の見せ所でしたしかし写真は今の出来の悪いデジカメ以上ですね。
凄い準備がいるんだ(>_<)
見せて頂く方も正座をしてみなければなりませんんねw
大切なことを話してくださってありがとうございます☆
ご丁寧にありがとうございます。
6Dを購入しながらも,まだまだネコに小判状態でポテンシャルを
引き出せていない状態です。
ブログを参考に今年の冬には夜景をブログに写真を載せれるようにがんばります。^^
自分でもちょっとノーマークな部分もあり大変参考になりましたよ。
大変そう><
でも、綺麗な写真を撮れたときには、大満足間違いなしですね^^
(。-`ω´-)ンー…大変なんだぁ・・。
私には(*>д<*)ムリー!
撮ったのを・・見せてもらうのが・・イイネ♪d('∀'o)
ヾ(o^▽^o)ノあはは♪