Nicotto Town



上司がひどい…(涙)。

 仕事に向かう途中、交通事故に遭った。

 怪我は大したことないけど警察の現場検証に掴まってしまったので仕事には間に合わない。
 ので、電話を入れたらむちゃくちゃ機嫌悪そうに
上司 「わかった」
 のひと言。明白に受話器は携帯の向こうで耳が痛くなるほどの騒音で叩き付けられた。

 もちろん現場検証が終わり次第私は職場にすっ飛んで行ったんだけど、そこでの上司には気遣う言葉どころか
上司 「君、中庭のドアの鍵いつも閉め忘れてるよ、気を付けてくれるかい?」
私   「は?」
 ありえない。だってかけ忘れを避けるために私はむしろ毎回就業時間前には中庭から自分の自転車を移動してわざわざ先に鍵を締めてるくらいなのだ、そこまでしてるのに忘れたなんてこと一度として絶対にありえるはずがない。
 でもここで反論してもこんな家族経営のホテルじゃ逆ギレされるだけだ、上司は神様なのである。
私   「すみませんでした、以後気を付けます」
 と答えたけど、その上でやっと私の包帯に目を走らせて、
上司 「で、仕事できるの、それで?」
私   「ちょっとまだくらくらしてますが大丈夫です」
 気遣ってくれるのかな? と思ったら、
上司 「倒れる前に連絡してよ、倒れてからじゃ遅いんだから」
私   「…はい」
 ああ、受付に空きができる方を心配してるのね、あくまでも。
 そりゃそーだよね、バイトがひとり死のうがあなたの知ったこっちゃないよね。

 まあ、もともと人間性に問題のある上司なのはもう既に充分知ってたけどさ…何せ客と大げんかするくらいだし、ホテル批評のページなんか見ても結構この人の悪評普通に並んでるし。
 奥さんも何だってまたこんな人と結婚したんだか…似合い似合いの鍋の蓋とは確かに言うけど、ここまで人格に問題あっても結婚ってできるもんなんだなぁ…。
 




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